自然に棲息しているコウモリの多くは、洞窟や樹洞をねぐらとしています。
しかし、都市部に棲息しているコウモリの生活圏内に同様の環境は存在しないため、似通った人工的な場所をコウモリの寝床にしています。
そこで、候補に挙がる場所が人家の隙間や、屋根瓦の下、天窓、換気扇、高架下などです。
このような場所で、コウモリが生活を始めると大変です。
対策方法をご紹介します。
我が家の屋根裏にコウモリが!?即対策をしましょう!
都市部によくみられるコウモリは、「アブラコウモリ(イエコウモリ)」であることが多いのですが、この「アブラコウモリ」は成獣になっても体長はわずか4~6cmほどのサイズで、体重も5~10g程度という小ささなのです。
このサイズ感では、少しの隙間があればすぐに家屋内に入ってきてしまいます。
しかも、「アブラコウモリ」は1つのねぐらに数十匹から多いと100匹ほどが一緒に生活することがあるため、一度住み着いてしまうと「アブラコウモリ」の糞を目当てに集まる害虫までもが、家に来るようになるため、被害は甚大です。
そのため、コウモリの形跡を見つけたら侵入経路を確認し、その侵入経路をふさぐようにしましょう。
一度ふさいだところも、定期的にメンテナンスを行わないと、少し破れた金網などからもコウモリは侵入してきます。
その他にも、利用頻度の低い換気扇などは、とじてしまうことも検討しましょう。
また、侵入経路をふさぐ以外にも、住み着かないような対策も同時に行いましょう。
コウモリは、蚊取り線香やハーブ、ミントなどの香りや猛禽類の鳴き声に弱いとききます。
まずは、自分でできる対策を行い、あまりにもコウモリが住み着く場合には専門の業者さんに依頼しましょう。
まとめ
コウモリは、「家を守る」ヤモリや「井戸を守る」イモリのように、家を守るというよりは「川を守る」哺乳類といわれ、家に住み着くことは昔から良しとされていません。
そのため、家にコウモリが住み着いている様子を見つけた時には、その後の害虫対策を考慮し対策を早急に行いましょう。