森林や山の中を中心に、木の上でよく見かけるカナブン。
カナブンの幼虫を見たことはありますか?
成虫に比べれば、見たことある方は少ないのではないでしょうか?
そんなカナブンの幼虫ですが、私たちにとって害虫なのでしょうか?
害虫だったら、嫌ですよね。
虫と言われると「害虫」であることが多いイメージ。
今回はカナブンの幼虫が「害虫」なのか、それとも「益虫」なのかどうか、特徴も踏まえ解説していきます!
カナブンの幼虫は害虫なのか!?
冒頭でもお伝えしたとおり、今回のテーマはカナブンの幼虫が害虫であるのかどうかについてです。
害虫は簡単に言えば、私たちの日常生活に支障をきたす虫。
例えば、農作物に必要な栄養を奪ったり、病気の媒体であることや、不衛生な環境を作ったり・・・などといったところでしょうか。
益虫はその真逆ですね!
害虫を食べてくれる虫。
農作物を育てやすくする虫など、必要不可欠な存在でもありますね。
そこで、カナブンはどちらに該当するか、考えてみましょう。
カナブンは土の中に産卵し、幼虫は土の中で生きていく昆虫です。
土の中にたくさんいて、気持ち悪くなることもある・・・そんなケースも少ないかと思います。
駆除される方もいます。
害虫と決めつける前に、思い出していただきたいことがあります。
それは、カナブンの幼虫は腐葉土を中心に餌とすることです。
腐葉土は栄養がなく、農作物にとって不要な存在です。
栄養がないため、うまく農作物が育たないのです。
でもカナブンの幼虫は腐葉土を食べるため、栄養のある土に変えてくれる存在と言えます。
なんと、良い土を作ってくれる益虫なのです!!
驚きですね!
だとすると、農家の方が嘆いてらっしゃる、「根っこを食べたりする害虫」は何なの!?
と思いませんか?
その候補としてあげられるのが、コガネムシです。
実はカナブンとコガネムシの幼虫は、よく観察しないと見分けがつかないほど、そっくりです。
(行動をよく観察すると、歩き方が違います。)
なので、コガネムシだと思って駆除されることが多いのでしょう。
駆除される方の気持ちもわかりますが、その幼虫はカナブンかもしれません。
もしカナブンの幼虫だったら、とってももったいない気がしませんか?
なので、一度チェックしてみるのも良いですね。
まとめ
カナブンの幼虫が害虫か益虫かについてまとめてみました。
いかがでしたか?
なんと!農作物にとって超必要な栄養のある土を作る益虫でした。
また知識が増えましたね。
野菜作り等されている方には朗報だったのではないでしょうか。