アブと聞くと、刺されたら痛いとか腫れるなど人間にとっては蚊よりもうっとおしい生き物ではないでしょうか?

しかし私たち人間はそんなアブを蝶や蛾などのように幼虫からその姿を見ることはほとんどなく成虫つまり飛び回っている姿でしか見ることはないですよね。

今回はアブの幼虫の時期にスポットを当ててその生態を見ていきたいと思います。

アブ 幼虫 生態

アブの幼虫時期の生態は?

アブはハエ目の昆虫で、人や哺乳類を吸血することでも知られています。

アブの種類は日本で確認されているものでは100種類ほど、そのうち吸血するのは10種類ほどいるそうです。

種類によって餌や生息する場所に多少の異なりはあるようですね。

例えば幼虫期を過ごす場所ですが有機物がたくさんある濁った水中を選ぶ種類の幼虫もいれば、れ木などの中で過ごすもの、草木についてそこにいるガーデニングの天敵・アブラムシを食べて過ごすものもいるそうです。

またその姿も、種類によって異なりナメクジのような姿のものもいれば、毛虫や芋虫のように見えるものなど様々です。

幼虫のころのアブは種類によってかなりグロテスクなものが多く、いくらガーデニングの際にアブラムシを食べてくれる益虫だとしても、駆除されてしまうことが多いようです。

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アブのメスによって産卵された卵は約18日前後で孵化して幼虫になります。

その後はそれぞれの場所で餌を食べ、10日程たつと蛹になって冬を越します。

そしてまた春になり暖かくなる6月ごろに成虫となって姿を現すのです。

アブは成虫になるとその寿命はだいたい4か月から半年ほどなんだそうです。

幼虫期もその食性やさまざまな生態を持っているアブの幼虫ですがとても頭のいい幼虫でもあります。

その理由は有機物を食べるために水中で幼虫期を過ごすものいると書きましたが、もし幼虫となって生まれた後の水中に食べるものがないと判断すると、食べ物を求めて地上に上がってきて捕食すると言った臨機応変な対応ができる幼虫なんです。

まとめ

今回はアブのなかなか見ることの少ない幼虫について調べてきました。

その種類によって食性や生態は大きく異なるアブの幼虫、自身が生きるために他のアブの幼虫の生態を取り入れるなどの臨機応変な対応もでき、生き抜いてきたアブですが吸血されてはたまったものではありません。

生態を知ることで対策も考えながらアブの発生時期を乗り越えましょう。

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