観光地であり自然が豊か、誰もが1度は憧れる土地、『北海道』。
全国的に見ても北海道が占める生産量や魅了度などのランキングはどれも1位で季節問わず人気の高い場所。
しかしそんな自然豊かな観光地だからこそ気を付けなければならないある虫について今回は見ていきます。
それは『アブ』です。
では早速調べて行きましょう。
アブが北海道に?その種類は?
北海道出身のお友達によく聞くのは、「本州に来て初めてゴキブリを見た」と言う声。
そうです暑い時期になるとその活動が活発になるゴキブリですが北海道ではなかなかゴキブリって見ないんです。
しかしその代わりに大きな悩みの種となる『アブ』の存在。
北海道はなぜそんなにアブに悩まされているのでしょうか?
『アブ』は基本的には全国的に生息する虫で7月から9月ぐらいに多く発生します。
アブが活動する条件として、気温が18度から30℃くらいの環境下で、自然豊かな山や川などは繁殖の場所として好まれます。
また活動期中の天候が雨や強風などで不安定にならない場所はアブにとって絶好の好条件の土地と言うことになるのです。
さらに家畜小屋なども好条件の土地として好まれます。
というのも哺乳類などの恒温動物の生き血を吸血したり、アブによっては糞尿などの産卵する種類のアブもいるからです。
アブは「衛生害虫」としての指定も受けている、人にとっても飼育されている動物にとっても有害な虫なのです。
そしてそれらの条件をほぼすべてにおいて網羅している好条件の土地こそが、そうです、北海道なのです。
現在北海道には36種類ものアブが存在しています。
これは全国的に見ても種類としての数が多く、その中でも『ニッポンシロフアブ』と言う種類のアブは、吸血時に牛の伝染病である“牛白血球の病原ウイルス”を媒介、北海道の主要産業である畜産にとって大きな脅威となっているのです。
まとめ
今回は夏のレジャー時期に、観光地としても大人気の北海道に好んで生息するアブについて調べてきました。
哺乳類の血を求めて生息するアブにとって、畜産業が主要産業であり、気候的にも安定しているアブにとっての好条件地である北海道。
自然豊かな土地である北海道への旅行を考えているならしっかりと対策ができるように準備をしておきたいですね。