うさぎの毛に白いフケのようなものが出ていたら、びっくりしますよね。
また薄毛になっていたり、抜けてしまっていたら、何か皮膚の病気かと不安になりますよね。
そういうときは、そこにセロテープを貼り付けてみて下さい。
何か動くものがあるはずです。
それは、ツメダニという、うさぎに感染するダニの一種です。
なぜ、このような感染がおこってしまったのか、原因と、その治療法をみていきます。
うさぎにフケが!原因が知りたい
うさぎの背中や頭などに白いフケがついていたり、ひどく痒がっていたりする場合は、ツメダニという寄生虫が原因です。
ツメダニは、うさぎのケージやトイレが不衛生な環境だと繁殖しやすいです。
飼い主が他の動物や他のうさぎと接してくるなどで、そこから感染することもあります。
うさぎを複数で飼っている場合でもツメダニが繁殖しやすいです。
ただ、若く健康なうさぎは、感染していても症状が出ないことが多いのですが、他に病気を持っていたり、高齢で体力が低下しているようなうさぎは、免疫力や抵抗力が落ちているので、症状が出てきます。
うさぎのフケ どう治療するの?
ツメダニに感染したと思われる場合は、必ず動物病院で駆除してもらいましょう。
駆虫薬を投与していくのですが、ツメダニの寿命は約35日で、卵の間は薬が効かないという特徴があります。
そのため数週間から一ヶ月くらいの間隔で、薬を数回、投与していくことになります。
うちのコにダニがつくなんて!と、飼い主さんにはショックですよね。
ツメダニは完璧に予防するのは難しいので、ケージの中やトイレだけではなく、人間の居住空間も清潔を心がけて、外から帰ったらしっかり手洗いをするなど、あらためてうさぎの飼育環境を見直してみましょう。
まとめ
ツメダニの感染により発症してしまうと、治療には何回も通院することになり、飼い主さんにとっても、うさぎにとっても大変なストレスになります。
完璧に防ぐことは難しくても、飼い主さんとしてはできる限りのことをしてあげたいですよね。
また、抵抗力のあるうさぎは症状が出ないので、他の病気にならないように、免疫力を落とさないように、体調に気を付けてあげることも大切です。