ベランダ菜園を始められた方もだんだん増えてきています。
お花や野菜などを育てて、成長を楽しみにされている方も多いですが、そんな方にとって虫は天敵ですよね。
大事な菜園を台無しにされてしまうかもしれない敵ですから、見つけたらすぐ退治しなければ!
と対策を打つことを考えねばなりません。
特にカナブンはよく見かけられる虫です。
一匹ならまだしも結構多くいた時って、これ大丈夫なのかな…と、なんだか不安になりませんか?
そこで、このカナブンは退治した方が良いのか、そもそもどんな虫なのかをご紹介したいと思います。
ベランダ菜園のカナブンは退治した方が良い?
結論から言ってしまうと、カナブンは植物に害を与える虫ではありません。
なぜならカナブンは、主に樹液を餌にして生活しているので、葉っぱを食べるなど枯らしてしまうような悪さを一切しません。
よって、カナブンがベランダ菜園の中にいたとしても退治する必要はありませんので、ご安心ください。
では、なぜカナブンが植物にたくさんいるのを見かけるのでしょうか。
樹液を餌にしているなら、ベランダ菜園の植物のもとに来ているのは何の為なの?
と思いますよね。
実はそれ、カナブンではない可能性が高いようです。
カナブンだと思っているその虫は、コガネムシやアオドウガネなどといった害虫かも知れません。
カナブンに非常によく似ているコガネムシやアオドウガネは、顎を使っていろいろな植物の葉っぱをかじって食べてしまいます。
葉っぱが主食なので、狙われたら食い尽くされてしまう場合もありますし、彼らが原因で枯れてしまうこともあるので、要注意しなければならない存在です。
彼らから植物を守るには防虫ネットを張るなどして、近づけないよう工夫が必要でしょう。
まとめ
カナブンは人にも植物にも悪い影響を与えないので、退治する必要は全くありません。
しかし、コガネムシなどのカナブンによく似た虫のせいで一緒に退治されてしまう事もあります。
カナブンは殺さず、コガネムシは退治するという方法が本当は良いのでしょうが、なかなか見分けるのが厳しい場合は、どんな虫も一匹も寄せ付けないように工夫を施す方法が間違いなさそうです。