夏になると、アブが発生して万一刺されるととても痛い思いをします。
では、アブはどこからやってくるのでしょう。
蜂などは巣ごと退治してしまえば、しばらく安心できます。
アブも蜂と同じような巣をつくるのでしょうか?
今回はアブの巣と駆除について紹介します。
アブの巣の駆除は?
実はアブは巣を作りません。
アブは木や草、葉の裏側に卵を産み付けます。
その卵の数は数百もあります。
この葉の裏などが巣といえば巣になるのかもしれません。
卵は数週間で孵化して、その後葉から落ちて土で過ごします。
アブは、卵の数は多いものの、卵寄生蜂や補足虫などの天敵がおり、幼虫同士も共食いをするため、密集して生活できません。
したがって、まとめて退治するには卵の段階しかないということになるのです。
しかし、アブの種類によっては、蜂の巣を自分の巣にしたり、あるいは襲って幼虫を食べてしまうものもいるので、その場合はアブが巣を作っているように見えるのかもしれません。
この場合は、自分でやると危険もありますので、行政などに相談して駆除してもらうのが賢明でしょう。
アブは土の中で過ごすこともあるので、土中に巣があると考える方もおられるかもしれません。
これはほとんど、ジガバチやツチバチの巣であろうと思われます。
このように、アブの巣のようなものがある場合、できてしまったら元から絶つのは、難しくなります。
そこで普段から、アブがご自分の家に近づかない工夫が必要になります。
アブは車の排気ガスや、湿気をとても好みます。
また、洗濯につかう柔軟剤の香りも好きなようです。
アブが発生する6~9月頃には注意して近くにアブを来ないようにするのが一番です。
また、アブの天敵はオニヤンマです。
オニヤンマ黄色と黒はアブを寄せ付けない効果があるそうです。
黒と黄色でできたテープ(通称トラテープ)を10cmほどにカットしてつるしておけば、効果があるという説もあります。
一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
アブは巣を作りません。
ならいいか、というわけではなく草木や葉の裏に卵を産み付けます。
集団で生活することが少ないので、一網打尽とはなかないかないようです。
とにかく、近づけないようにしておくことが一番です。