ライオンは、まさに動物の王様です。

百獣の王ともいうべき強さを兼ね備えた動物ですが、そんなライオンの糞の臭いはやはり肉食動物だけあって相当なものです。

動物園でも、処理に困るライオンの糞の臭いですが、これが草食動物の嫌いなにおいとして有名な事はあまり知られていない話です。

では、なぜ住む地域によってライオンの糞の臭いが必要なのでしょうか。

意外な使い方を紹介したいと思います。

ライオン 糞 臭い

線路にライオンの糞の臭いをまくと

線路に鹿などの野生動物が侵入すると、事故がおこりやすくなり、鉄道ダイヤが狂う原因にもなるばかりか、通勤通学時間の事故となると大変困ります。

鹿が入りやすい地域では、よく鹿などがはねられて事故になるという事が絶えないのです。

その路線を使う社員が考え付いたことが、ライオンの糞の臭いが鹿が嫌うことを知ることで、線路にライオンの糞をまこうという作戦に出たのです。

文献にも、見知らぬライオンの糞の臭いを嗅いだ鹿が嫌悪をしたというものが掲載されていたことで、名案ということで実行に移してみたのですが、実際にはどうだったのでしょうか。

確かに線路には入らなかったのですが、周辺住民には臭いという苦情が出たぐらいです。

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そのほかの利用方法

ライオン糞の臭いの他にも、し尿の臭いも他の動物が侵入しないという効果があります。

実際には、動物よけにライオンの糞の臭いなどを販売しているところもあります。

動物には効果がありましたが、周辺住民の環境の悪化が懸念されたのです。

畑を荒らす動物を追い払うためにも使われてきた事例があるぐらいなのですから、販売されていることが多いのです。

動物の糞や尿は自然素材ですから、化学的に作られてきたものとは違うので安全です。

それでも、臭いが苦手な方にはちょっと向いていないようです。

まとめ

元々、肉食動物のライオンは、草食動物を食べる習慣があります。

鹿などの草食動物は、敵であるライオンの臭いを嫌悪するというデータがあるので、この習性を利用した使い方をしてきたのです。

これが、ライオンの糞の臭いを線路にまいて、鹿が線路に入る事故を防ごうとしたいきさつなのです。

それでも、周辺住民が臭いという苦情が出たので、次の策を考えたのです。

草食動物には鉄分や塩分が足りないことが多いため、鉄分などを求めて線路に入ることがあると考えられてきました。

そのために、鹿の好きな鉄分などが含んだ塊を線路やその他の場所に置いた結果、その場に鹿がとどまったという事例が出てきました。

今の段階では実験段階ではありますが、これからも効果があれば、臭いに嫌な思いをせずに線路上の事故がおきない工夫ができるようになります。

そのためには、人間とも共存できるように工夫をしていくと、とても暮らしやすくなります。

ライオンの糞の臭いの意外な利用法としては、驚きですね。

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