コウモリは翼をはばたかせて、自由に空を飛びまわります。
しかしコウモリは鳥類の仲間ではありません。
鳥類とコウモリは同じ空を飛びまわる生き物ですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
ここで鳥類とコウモリの特徴などを比較して、両者の違いを調べてみます。
鳥類とコウモリの違いのとは?
コウモリは鳥類ではなく、哺乳類に分類されます。
そして同じ哺乳類の中には、モモンガやムササビのように空中を飛ぶ動物がいます。
しかしモモンガやムササビは翼をはばたかせる事はできず、飛膜を左右に大きく広げて、枝から枝へ滑空しているだけで、飛んでいるのではありません。
コウモリも前足が飛ぶときには翼の役目をして、羽ばたいて飛ぶことができます。
哺乳類でコウモリは唯一、空を飛ぶことができます。
鳥類とコウモリには、どのような違いがあるのか見て行きましょう。
コウモリは翼を使って飛ぶことができますが、長くても10km程度しか飛べません。
しかし鳥類は種類にもよりますが、50km程度飛ぶことができます。
そして鳥類とコウモリは翼の素材にも違いがあり、鳥類の翼は羽毛で覆われていますがコウモリの翼はモモンガなどと同じ飛膜でできています。
次に飛ぶ事以外の動き方の違いを比較すると、鳥類は後ろ足2本で立つ事と歩く事ができます。
しかしコウモリは、後ろ足で立つ事ができず天井などにぶら下がり、歩く事ができません。
もう一つ動き方の違いがあり、鳥は自分の目で見て周囲の状況を判断して飛ぶことができます。
しかしコウモリは視力がとても弱いため、超音波で障害物の有無などを確認します。
ここに大きな違いがあります。
最後に鳥類とコウモリの大きな違いは、鳥類は卵を産んでそこから子供が孵化しますが、コウモリは哺乳類なので卵は産まず赤ちゃんを産むことができます。
まとめ
翼を使って空を飛ぶ鳥類と、コウモリの違いを比較してみました。
コウモリは、鳥に似ている生き物だと考えていましたが、比べてみると違いがたくさんある事がわかります。
コウモリは空を飛びますが、この違いから鳥類とは進化の過程が全く違う事がわかります。