コウモリというとドラキュラと一緒に登場するイメージからか、活動は夜のみの夜行性というイメージがあります。
が、本当に夜行性なのでしょうか。
夜行性ということは、日中はどこにいるのでしょうか。
あまり、解明されていない昼間のコウモリの生態についてみてみましょう。
昼間のコウモリの居場所はどこ?
オオコウモリなど、体格が大きく、かすかにでも視力が残っているコウモリは、夜行性ではなく昼間飛び回り果実などで生活をしています。
しかし、大多数のコウモリは視力が衰えているため超音波を利用し、コウモリ同様夜行性の蛾を主食として生活しています。
都市部においても夕方になると空を飛ぶ、コウモリを見ることがありますが、日中はどこにいるのでしょうか。
夜、仕事(捕食)を終えたコウモリは、自分たちの家に戻ります。
そこで、夜行われる捕食活動に向けて、コウモリは家では最低限のエネルギー消費で体力を温存します。
そのため、コウモリの家は温度変化がそれほど起きない場所を存在します。
人に慣れているアブラコウモリは、屋根瓦の下、天井裏、換気口などに巣を作り、人に慣れていないその他のコウモリは、洞窟、樹洞などに巣を作っています。
まとめ
基本的には、コウモリの昼間の生態は昼夜逆転した人間と同様で、体を休めること=休息に尽力にしているため、天井からぶら下がったまま仮死状態のようにまったく動かずに寝ています。
しかし、稀に地面に動かない状態でいるコウモリを、見つけることがあります。
その場合、季節が冬でコウモリの集団で固まっていた場合には、冬眠中のため、そっとしておいてあげてください。
季節が冬ではなく温かい季節で、かつコウモリが一匹で動かない場合は、なんらかのアクシデント(病気など)がコウモリに発生している可能性が高いです。
その場合は、必ず素手で触ることなく軍手などをしてから保護するようにしましょう。