コウモリが超音波を出すって言うのは、もう有名な話で誰でも知っていると思います。
ではその超音波はどのような周波数で発せられていて、本当に人には聞こえないのでしょうか?
聞こえることはないのでしょうか?
調べて見たいと思います。
コウモリの鳴き声は超音波!その周波数は
コウモリは大別して2種類に分かれます。
果物を主食とするオオコウモリの種と虫を主食とする小型のコウモリです。
超音波を発するのは小型のコウモリです。
コウモリが超音波を発して、その反射音で対処物の位置を知ることをエコロケーションといいます。
エコロケーションを使用する動物で代表的な動物がコウモリとイルカです。
小型のコウモリは、飛びながらエコロケーションを発して空を飛ぶ昆虫を発見して捕食します。
また、エコロケーションによって障害物も感知できます。
コウモリは種類によって発する超音波の周波数が違います。
- コキクガシラコウモリは110kHz、
- クガシラコウモリは68kHz
- モモジロコウモリは40~60kHz
- アブラコウモリは40~50kHz
- ヒナコウモリは20~25kHz
- ヤマコウモリは20~25kHz
となっています。
私達、人間は約20Hz~20kHzの音を聞くことが出来ますが、高音域は年齢によって聞こえる人と聞こえない人に分かれてしまいます。
子供や若い人であれば、20kHzの音を聞き取る事ができる人は多いようです。
加齢と共に聞き取れる音が低下していき、40代前後で平均15kHz、60代になると10kHzまで下がってしまいます。
ですから、コウモリの中でも低周波数を出す種類の低音域であれば、子供や若者であれば聞くことができるかも知れません。
コウモリがエコロケーションを使って反響定位をする時は「チッ、チッ」「カチッ、カチッ」という金属的な音が聞こえるそうです。
高音域を聞き取れる耳を持っていてそのような音が聞こえたら、コウモリが近くでエコロケーションを使用している音かもしれません。
まとめ
- 超音波は小型のコウモリが発している。
- 超音波を発して反射音で獲物の位置を特定することをエコロケーションという。
- 超音波の周波数はコウモリの種類によって違う。
ということがわかりましたね。
若い人なら、コウモリの鳴き声が聞こえるかも知れないということがわかりましたね。
コウモリの鳴き声を聞くなら若い内ですよ。