虫を主食とするコウモリの鳴き声は超音波で人の耳には聞こえないはずですが、コウモリの騒音被害があるようです。
本当でしょうか?
コウモリの鳴き声で騒音被害になっているのでしょうか?
少し調べて見ましょう。
コウモリの鳴き声がうるさい!それって本当にコウモリ?
人目につく一番多いコウモリは、日本の場合アブラコウモリです。
アブラコウモリは、人家に住み着く事が多いからです。
アブラコウモリの人が認識できる可聴域での鳴き声は、ネズミにとても似ていますが、普段は超音波で鳴いているので人間の耳には聞こえません。
コウモリだと思いこんで実はネズミだったということも多いようです。
しかし、ネズミではなく確かにコウモリが住み着いている場合もあるでしょう。
ネズミとコウモリの見分け方は、コウモリが可聴域で鳴いている場合はコウモリ自身が危険にさらされて仲間に危険を知らせている場合があるので、鳴き声のあとに羽ばたく音が聞こえるようです。
羽ばたく音が聞こえなければネズミの可能性があるので、ネズミ捕りをしかけて様子を見てください。
超音波で鳴くけれど、人の耳に聞こえるコウモリの種がいます。
それはオヒキコウモリという種類のコウモリです。
オヒキコウモリは、その名の通り尾の長いコウモリです。
体長は8.4cm~9.4cmになります。
体がアブラコウモリよりも大きく、お尻から4.8cm~5.6cmほどの尾が伸びています。
翼を広げると45cmにもなります。
オヒキコウモリの超音波は「チッチッチッ」「キッキッキッ」という可聴域ではっきり人間に聞こえるように鳴くそうです。
しかし、オヒキコウモリは人家に住み着きませんし、日本ではとても少数なコウモリなので、まずオヒキコウモリが人家で鳴くというのは考えられません。
ですから、コウモリの鳴き声で騒音被害というのはほとんど考えられませんが、コウモリが大量に住み着いた場合はコウモリが移動する音での騒音がひどいようです。
羽ばたき音で「ガサガサ」という音が大量に聞こえて来て騒音となってしまいます。
コウモリを家に寄せ付けないためには、マンションの場合はベランダや通気口にナイロンテグスを張り巡らせ、超音波発生器を設置することでコウモリが自由に飛び回れなくなり、巣として住み着いて居た場所に寄り付かなくなります。
一軒家や空き家の場合は、最寄りの市役所や区役所に相談してコウモリ専門の駆除業者を紹介してもらいましょう。
コウモリ駆除業者へ駆除依頼をした場合にかかる費用は、2万5千~3万円の基本料金とプラスαだそうですが、費用説明があやふやな業者は避けましょう。
まとめ
- コウモリが住み着いたら、鳴き声のあとに羽ばたき音がする。
- アブラコウモリの鳴き声は、ネズミとよく似ているためネズミと勘違いすることがある。
- オヒキコウモリは人間の可聴域で鳴くが数が大変に少ない。
- アブラコウモリが大量に住み着いた場合は、鳴き声よりも移動音で騒音になる。
- 対策としてマンションの場合は、通気口やベランダにナイロンテグスを張り超音波発生器を設置する。
- 一軒家や空き家の場合は自治体に相談して駆除業者に依頼する。
ということがわかりましたね。
コウモリの騒音は鳴き声よりも移動音にあったのですね。
コウモリは鳥獣保護法で守られている動物ですので、コウモリの被害にあったら、地方自治体にまず相談することをお勧めします。