オーストラリアに多く生息しているカンガルー。
目がグリグリして顔は可愛らしいですが、体はムキムキでギャップがなんとも言えませんが、カンガルーには太い尻尾があるのはご存知だと思います。
メスを巡ってオス同士でケンカをする時に時折見られるのが、尻尾を支えにして両脚での前蹴り。
なかなかこの光景は他の動物にはあまり見られないですよね。
今回このカンガルーの尻尾について、なぜ尻尾なのに全体重を支えられるのか?
その尻尾の構造について詳しく紹介していきたいと思います。
カンガルーの尻尾は骨がある?
カンガルーの尻尾にはただ支えるだけではなく、色々な役割があるという研究結果が出ています。
カンガルーはエサや水を探し求めて2㎞近くの距離を時速40㎞で跳躍し続けることができ、最高70㎞程のスピードをだすことが出来ます。
また、移動距離も長く発情期には1日で100㎞もの距離を移動できるようです。
なぜ、これほどまでの距離を跳躍し続けられるのか?
人間には考えられませんよね。
それには、尻尾に大きな役割があります。
後股が発達しているカンガルーは、太い尾で上下に動かしバランスをとりながら跳躍することにより、四股を使うよりも少ないエネルギーの消費で移動できるようです。
また、尻尾によって加速を助け高速移動をすることが可能です。
この尻尾はどのような構造になっているのでしょうか?
カンガルーのような脊椎動物(背骨のある動物)は、脊椎を中軸骨格とし、魚、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類と進化してきました。
魚のヒレが足に変わったのですが、この後ろ足より後部の胴体が尻尾と呼ばれるようになりました。
よって、カンガルーの尻尾にも骨があります。
冒頭にもありましたが、なぜカンガルーの尻尾は全体重を支えられるのか?
それは、四股と同じようにしっかりと骨と筋肉があることで支えられているのがわかりました。
カンガルーの尻尾は、生きていく上で大切な役割を持つため5本目の脚と呼ばれているそうです。
まとめ
カンガルーの尻尾には、しっかりと骨があり他の動物には見られない役割を果たしていることがわかりました。
長い移動距離を跳躍できるのもすごいですが、速いスピードを出すのにも尻尾が大きな手助けをしていることも、研究の結果わかっています。
カンガルーにとって尻尾はなくてはならない物ですね。