狼の生態について知っていますか?
生態どころか見たことない人のほうが多いのではないでしょうか?
もちろん野生の狼に会う事はできませんが、日本にもかつて狼が住んでいたようです。
昔は、農作物を荒らすイノシシやシカの天敵として農家に歓迎されていましたが、その餌でもあるイノシシやシカが減り牛を襲うようになってしまったようです。
そのため、害獣となり駆除されてしまい絶滅してしまったそうです。
そんな日本には生息しない野生の狼はどうやって狩りを行っているのでしょうか?
それでは今回は、狼の狩りの方法と狩りの成功率についてご紹介します!
狼はどうやって狩りをするの?方法は?
狼や野生の肉食動物は牙で獲物を捕まえていると思っている人も多いかもしれませんが、狼は牙ではなく脚で獲物を捕まえているそうです。
狙った獲物を追いかけて疲れさせてから襲い掛かります。
狼は脚が速いというイメージが強いですが、足が速いのではなく持久力があります。
そのため、獲物によって狩りの方法を変え、狼は追跡の手法と待ち伏せの手法を組み合わせた狩りを行うことがあるようです。
足の速いシカを襲う時は忍び寄るという手法で狩りを行うようです。
狩りの方法を整理すると、1頭の狼が獲物の前に回り込み待ち伏せし、残りの狼が1頭の狼の方へと獲物を追い込んでいきます。
子供や体の不自由な狼を群れから切り離して狩りを行うようです。
狼の狩りの成功率は!?
オオカミが狩りを成功させるのは10%ほどと言われています。
同じイヌ科のリカオンは執念深く攻撃的な性格をしているのに対し、狼は諦めが早いようです。
オオカミは生活様式や夏場は単独で行動することも多いので、大きな獲物よりはウサギやリス、ネズミ、鳥などの小動物を捕まえることがほとんどのようです。
小動物は、土の中に隠れてしまったり、鳥だと空に逃げてしまったりして、単独で狩りを行うと成功率は低くなってしまいます。
ハイエナやリカオン、ドールなどは小動物を狙う事は少ないようです。
まとめ
今回は、狼の狩りの方法やその狩りの成功率などについてご紹介しました。
狼は群れで行動する動物ですが、時には何かの事情で単独で行動することもあります。
単独で狩りを行ってもほぼうまく行かないため、成功率はかなり低いようです。
狩りをする場合には、牙ではなく足で捕まえます。
群れで行うので、1頭が獲物の前に回り込み残りの群れで追い込む方法で狩りを行っているようです。
その時に、子供や体の不自由な狼を危険にさらせないように切り離して狩りを行うというところは仲間想いの動物ですね!