動物園の人気者、象といえば、なんといってもその長い鼻が特徴です。
象の鼻は骨がなく、筋肉や神経がたくさんあり、柔軟に動きます。
人間の手のように、鼻で器用にエサをつかんで口へ持っていきます。
例えば、あずきや落花生など、小さなものでさえ器用に鼻を動かして食べます。
象の鼻は、犬よりずっと嗅覚が優れており、人間の指のようにものをつまむことができます。
象はその長い鼻で、水浴びをするのがとても大好きです。
某動物園では、泳ぐ象が人気を集めているそうですが、象はなぜ水浴びをするのでしょうか?
象が水浴びする理由とは?
象の水浴びは豪快で日本でも人気ですが、タイやスリランカなどの東南アジアでは、象の水浴びが観光の目玉として人気を集めています。
象の鼻は、水筒9リットル分を鼻から吸い上げで貯めることができるそうです。
暑い場所で生きる象にとって、水浴びは大変重要な役割のある必要不可欠なものです。
象が水浴びをする理由は、まず体温の上昇を防ぐため。
そして、水や泥を掛ける事で、体のスキンケアを行い、虫を防いでいるのです。
象の皮膚は、シワをたくさん作ることで、表面積を増やし、体の熱を逃しています。
その体周りの攻撃を受けやすい場所は厚みがありますが、耳や目の周り、足の先は弱く冬になると、人間のようにしもやけやあかぎれができたりします。
そうなることを防ぐために動物園では、オリーブオイルを塗ってやることもあります。
また、足は特に敏感で負担がかかりやすいため、足の裏の余分な皮膚を削るなど日常的にケアを必要としています。
まとめ
象はインドやタイなどで、神様や神様の使いとして崇められ、動物園の象徴的存在です。
その長い鼻で器用に水をかけて、体にこもる熱を下げるとともに、体につく虫を防ぎ、泥や砂をかけて皮膚を守る習性があるのです。
ですから、象は水浴びや泥浴びがとても好きなのです。
また、動物園ではオリーブオイルを弱い場所にかけてやりスキンケアを図っています。