皆さんは、「コピルアク」というコーヒーをご存知でしょうか。

これは、コーヒー豆をジャコウネコに食べさせて、発酵したのち未消化のまま糞として出てきたものを、使用しているコーヒーです。

フィリピン産のコピルアクは特に高級とされており、コーヒー好きの注目を浴びています。

そんなコピルアクよりも高級で、幻とまで言われているのが「ブラックアイボリー」というコーヒーです。

アイボリーといえば象牙を指しますが、実はこのコーヒーはゾウの糞から作られているのです。

ではそんな高級コーヒー「ブラックアイボリー」について紹介していきます。

ゾウ 糞 コーヒー

ゾウの糞から生まれるコーヒー!ブラックアイボリーとは?!

コピルアクを超えるのではないかと話題のブラックアイボリーは、タイのブラックアイボリーカンパニーでしか生産されていないと言われる、とてもプレミア度の高いコーヒーです。

ブラックアイボリーの作られ方は、まずゾウに高級なアラビカ種(このままコーヒーにしてもトップと品評されるほど質のいいものだそうです)のコーヒーチェリーを餌として、米やバナナなどと一緒に与えます。

そしてゾウが体内で時間をかけ消化させていき、糞として排出されたところを、豆と糞とを選別し、豆を何度も何度も水洗いしてきれいにします。

そのあと4日ほど乾燥させ、焙煎して挽けば出来上がり、というわけです。

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何故ゾウに食べさせると美味しくなるのかというと、ゾウの体内でコーヒー豆が消化される時に、消化酵素がコーヒーの苦み成分であるたんぱく質を分解するため、コーヒー豆が持つ苦みが取り除かれ滑らかで飲みやすくする働きがあるからです。

また、一緒に食べさせるバナナなども、フルーティーな風味づけに一役買っています。

ブラックアイボリーは、豆の状態で11万円/1kgという高値で販売されています。

このコーヒーがとても高級とされる理由には、ゾウの飼育コストが高く、33kgのコーヒー豆を食べさせても、作られるコーヒーは1kg分と満たないため貴重な点、また、製造会社が限られており競合相手もいないので価格が下がらない、なども挙げられます。

まとめ

ジャコウネコの糞からコーヒーが、というのは聞いたことがあったのですが、ゾウの糞から出来るコーヒーもあることと、その高価さにも驚きました。

タイの高級ホテルでは、このコーヒーが飲めるところがあるということですが、それでも1杯数千円するほどとはびっくりです。

味については、人により賛否両論分かれると聞きますが、美味しいと感じる人は物凄く美味しいと感じるというだけに、ちょっと気になるコーヒーでもあります。

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