動物には、尻尾をもつものが多くいます。
逆に尻尾を持たない動物のほうが、少ないとも言えます。
私たち人間から見れば、あまり意味を持たないように感じる尻尾ですが、どういった使い道があるのでしょうか?
は虫類では、走る際に尻尾を使ってバランスを取ります。
サルなどは、木にぶら下がるための道具として尻尾を使います。
リスやキツネなどは、寝る際に尻尾を巻き付けて毛布として使っています。
逆にモグラや人間などは、生きていく上で使い道があまりなかったため、退化したと言われています。
おんな尻尾ですが、象の場合はどうなのでしょうか?
大きな体の割には比較的小さな尻尾は、どのように使っているのでしょうか?
象の尻尾の役割って何?
象の尻尾は少し特徴があり、尻尾の先に毛が生えております。
この毛が左右に広がって生えており、少し縦長のウチワのような形をしております。
左右の毛も均等に生えているわけではなく、どちらかが長い形をしております。
ただ象の尻尾は個体差がけっこうあり、尻尾の中の骨が曲がっている象や、尻尾の先だけ曲がっている象がいます。
なかには尻尾の先に毛が無い象や薄毛の象などもおり、非常に個性的な尻尾となっております。
こんな特徴が色々とある象の尻尾ですが、象はこの尻尾で体にとまった虫を追い払うために使用します。
他には、色々な動物にも見られるように、感情を表現する際に尻尾が動くという現象も見られます。
例えば、ビックリしたときなどは尻尾を上に上げて、慌てて逃げて行きます。
機嫌が良いときなどは、尻尾を左右に振りながら、リズムを取っているような動きをします。
また、使い方とは少しずれるかもしれませんが、象が別の象の尻尾に鼻を巻き付けて、何頭もの象が繋がって歩いている映像があり、人間でいう手を繋いで歩いているような印象をうけます。
ただ一方では、象に乗ることが出来る観光地で観光客が象の尻尾を掴み、ビックリした象が暴れ出すといった事案もあり、尻尾は象にとっては敏感に感じる部分でもあるようです。
まとめ
象の尻尾の役割としては、牛や馬などと同じように虫を追い払うという使い方が大きいようです。
逆を言えば体の大きな動物にとって尻尾は、あまり使い道が無いと言えるかもしれません。