日本人にとって象といえば、動物園のイメージが強い人も多いと思いますが、野生の象は地球上に勿論生息しております。

野生の象といえば、群れでいるくらいのイメージでしょうか。

では、野生の象はどこに生息しているのでしょうか?

 象 生息地

野生のゾウって?生息地はどこなの?

象は大きく分けると2種類に分けられます。

一般的に知られるアフリカ象とアジア象です。

アフリカ象の生息地はサハラ砂漠の以南に位置する、アフリカ大陸37カ国に分布されます。

アフリカ象はサバンナ地帯や森林地帯、河川の渓谷、湿地帯に生息しており、生息地の分布域としてはアフリカ大陸の広範囲となっていますが、断続的で分断されているのが現状となっております。

かつてはアフリカ大陸全域に生息していましたが、今では農地や都市などの人による開発により、象の生息できる場所が限られてきていることが、分断の理由となっております。

近年では、農地近辺に生息する象による農作物の被害や、人が象に襲われる等の日本でもよく耳にする、野生動物とのトラブルも多発しており、このあたりも象の生息地が減っている原因の一つとなっております。

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また、アフリカには政治情勢の不安定な地域もあり、そういった地域では内線の影響を受けてしまうこともあります。

もう一方のアジア象ですが、南アジアや東南アジアが生息地として分布されております。

アジア象は草原や森林地帯に生息しており、開けた背の低い植物の多く生える草原、森林等が入り混じっているような場所に多く見られます。

他にも湿気の多い森に生息している象も見られ、インドの北東部などでは標高3000mの高地に生息する象もおります。

元々は西アジアや中国の長江辺りまで、生息域の分布があったと考えられていますが、近年ではアフリカ象と同様に、森林の開発などによって生息地が減少しており、アジア象の生息地の分断化が進んでおります。

また、生息地を無くした象が農地に現れ、農作地を荒らしてしまう問題も起こっております。

 まとめ

人による文明の進化やそれに伴う地球環境の変化が、野生動物の生息地に大きな影響を与えているのは、現在の地球上に生きる生物にとっては、大きな問題となっております。

野生の象にも大きな影響を与えております。

今後はより一層、人と動物の共生が大事な問題となるのではないでしょうか。

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