ゾウの特徴は?
と聞かれてみなさんは、ゾウのどんな特徴を思い浮かべますでしょうか。
長い鼻?
大きな体?
大きな耳?
この3点を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
ゾウには牙があることを忘れてはいないでしょうか?
今回は、ゾウの牙についてお話ししていきたいと思います。
象の牙とは?どんな特徴や役割があるか教えて!
象の牙は「象牙 ぞうげ」と呼ばれ、高級印鑑や置物などに使われています。
象牙は1989年のワシントン条約によって、象牙の輸出入は禁止されています。
そのことも相まって、希少価値と共に価格は高騰してきているのです。
象の牙、多くの哺乳類の場合、牙は犬歯が発達したものですが、象の場合は門歯が発達したものなのです。
そして切歯と呼ばれ、歯の一部とされています。
この歯であり牙であるものは、象にとってどんな役割をしているのでしょうか。
象は、牙を使い餌となる木の皮を削ったり、捕食の為の土を掘ったりします。(土は象にとってミネラルを含む大切な食事になるのです)
そして、この牙は武器としても使われることもあります。
そういえば、この牙はオスもメスもどちらも持つものなのでしょうか?
それとも、どちらかしか持たないのでしょうか?
実は、どちらも関係なく持ちます。
というのも、これは歯の一部ですからね。
しかし、アジアゾウは牙がもともと小さく、メスによっては牙を持たない個体もいるそうです。
象の牙はまっすぐ伸びることはなく、曲がって伸びていきます。
この牙は、放っておくとどこまでも伸びていきます。
ネズミの歯も、げっ歯目の仲間の歯なのでずっと伸び続けます。
先ほど述べたように、樹木を削ったり土を掘ることで牙も削られて、長くなりすぎることを防いでいるんですね。
「象の牙は何に使うの?」意外と知らない象の牙の使われ方「夏休み子ども科学電話相談」子ども科学 https://t.co/t6wZjNt2f4 pic.twitter.com/OpKAF1oloc
— ナゾロジー編集部 (@NazologyInfo) 2018年9月3日
まとめ
象の牙はときとして、自分を傷つけるものにもなってしまうようです。
牙は固く、自らの体を傷つけてしまうそう。
なので餌の確保や戦いにより、摩耗することで長さを調節できるのです。
象牙が狙われているのは、実は今も昔も同じ。
象にとって生きる為に大切な牙、また命を大切にしていかなくてはなりませんよね。