コミカルなお顔立ちとその佇まいで多くのファンがいるウォンバット。
日本の動物園でも愛くるしい姿を観察することができます。
しかしその見た目はよく『コアラ』と見間違えられます。
今回はそんなウォンバットとコアラの違いについて調べていきたいと思います!
ウォンバットとコアラ の違いは?
ウォンバットはコアラを横向きにしたような動物でその見た目は確かに見間違えられるほどソックリなわけですが、その大きな違いとして今回は3点挙げたいと思います。
ではまず1つ目。
ウォンバットもコアラもお尻に硬い骨盤を持っています。
その骨盤を使っって木の上で落ちないように生活するのがコアラで、硬いお尻の骨盤を敵から身を守るために武器としていようするのがウォンバットです。
そして2つめ。
大昔からの進化によってコアラは『樹上生活』に適した体へと発達したのに対して、ウォンバットは4本の短くて強力な足と頑丈な爪を使って『地上に穴を掘って生活』する動物へと発達した違いがあります。
そして最後に大きな違いとして、コアラもウォンバットも有袋種の哺乳類なのですが、コアラはその袋の向きが上向きにあるのに対し、ウォンバットは後ろ向きにその袋の口はあるのです。
そのためウォンバットは子育て中、両足の間、お尻の方から子供が顔を出しているというとっても可愛い姿を見ることができるのです。
これだけ類似する点の多い、コアラとウォンバット。
その祖先ってもしかしたら一緒なのかもしれませんね。
ウォンバットとコアラの先祖は?
穴を掘って土の中で生活するウォンバットですが今から1500年以上も昔、コアラと同じように樹上生活を送っていたそうです。
そんな点からもコアラとウォンバットはやはりその祖先は一緒なのではないかとされています。
長い時間の進化の過程で、現在のようにそれぞれの生活場所を手に入れ、それに合うように体も多少の変化を遂げていると考えられます。
今ではコアラもウォンバットも『遠い親戚』のような存在と言って良いでしょうね。
まとめ
その見た目はまさにコアラ。
しかし生態は異なる点の多いウォンバットについて調べてきました。
とてもソックリなウォンバットとコアラですが体のつくりや生活の場所など進化の中でそれぞれ異なる発達したことがわかりましたね。
とはいえどちらも動物園では大人気ですし、愛くるしい姿であることに違いはありません。
ぜひ、会いに行ってみてくださいね!