日本には馬肉を食べるという文化があるとされ、福島県や青森県などでも多く消費されているようですが、特に熊本県で多く消費されていると言われています。
熊本県は馬肉を食べるようになった元祖とも言われており、今では馬肉が熊本の名産としても有名だと言われています。
熊本でこんなに馬肉が名物になった理由について調べてみました。
熊本で馬肉が食べられるようになった理由とは？
日本では古来から馬肉食の文化はあったようですが、乗用馬や農耕馬としての飼育がメインになっていたようです。
熊本でも同様に乗用馬としての生産であったようですが、１５９０年ごろ、当時の大名であったとされる加藤清正が朝鮮出兵の際に兵糧がなくなり、軍用の馬を兵に振舞ったことから馬肉食が始まったと言われています。
また、馬刺しと言って馬肉を生で食べる習慣も熊本県が始まりだと言われています。
現在でも福島や青森などの馬の生産頭数が多い地域では、馬肉食の文化が残っているようですが、主に農耕馬やサラブレットとしての飼育が殆どであり、それほど馬肉は消費されていないようです。
馬刺しが名物になるほど馬肉の消費が多いのは、熊本県だけのようです。
馬肉の栄養価は他の食肉よりも高い？
馬肉は牛肉や豚肉、鶏肉と比べて、エネルギーや脂質が低く、タンパク質や鉄分が多く含まれており、とても高い栄養価を持っていると言えるでしょう。
さらに馬刺しなどの生食では、疲労回復や蓄積エネルギーとして使われるグリコーゲンを多く含んでいると言われており、スポーツ選手やダイエット中の食事に向いている食材だと言えるでしょう。
馬肉の味は生食では甘みが強く、焼いた後ではあっさりとした味わいだとされており、魚を食べる日本人にはなじみのある味だと言われています。
まとめ
熊本で馬刺しが有名になったのは、加藤清正の朝鮮出兵が起源であることがわかりました。
栄養価も高く、味わいも他の肉と遜色ないとされていますので、お店でメニューを見かけたら是非食べてみることをオススメします。
