小学低学年くらいまでの子供を休みに連れて行くといえば、動物園が定番でしょう。

いつもは、図鑑やネットでしか見ることの出来ない動物の本物の姿を見ることで、少しでも生き物のすばらしさ、本当の姿に触れて欲しいと、子供の親なら思うからでしょう。

しかし、動物園はただ説明書きの看板や、檻の中にいる動物を見ているだけでは物足りなくなります。

そこで必ず、動物園の一日のイベントスケジュールにあるのが、餌やりタイムです。

そしてそのネーミングも様々です。

冬季オリンピックで話題になった、カーリング日本代表女子選手の試合の途中に、おやつを食べる「もぐもぐタイム」のように、バクに餌をやる、「バクバクタイム」や、ツキノワグマのアクリル壁に塗った蜂蜜を舐めるところを見る、「ペロペロタイム」などと、工夫を凝らした紹介の仕方で、お客さんを盛り上げています。

そして、ハイエナの餌やりの時間のイベントの名前はなんと「ガリガリタイム」です。

まさにハイエナの食べる様子が、目に浮かぶようなネーミングです。

それでは、ハイエナには動物園で一体何をあたえているのでしょうか。

何をガリガリ食べているのでしょうか。

ご説明いたします。

ハイエナ 餌 動物園

動物園でのハイエナの餌!

ガリガリタイムでガリガリ食べてたのは、当然「骨」です。

ブーメランのような形をした牛の骨をそのまま与えて、ガリガリむさぼりつく様子を見る事が出来ます。

その骨は、大型ラーメン店の特大の鍋でだしをとるために使用するようなサイズです。

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またある所の動物園では、長い棒の先に鶏の頭を取り付け、離れたところから檻の中にそれを入れます。

すると、ハイエナがそれを一瞬でガリガリ食べてしまうというガリガリタイムもあります。

このように動物園での餌さの主なものは、馬肉や鶏頭が主食であり、一回の食事で15kg程の量が与えられます。

一方野生のハイエナは、雑食でとにかく何でも食べます。

果実から昆虫や魚、もちろん狩をした獲物など、まさにサバンナの掃除屋の名前にふさわしく何でも捕食します。

まとめ

動物園でのエサやりイベントで何を与えているかを見ることは、見に来た子供達の記憶にダイレクトに残るようです。

ハイエナの餌の鶏頭は、まさに生きるために生き物を食べなければならない事を、教えるのには良いかもしれません。

子供によっては、自分が食べている魚の切り身は、切り身が泳いでるものと思ってしまう子もいるそうです。

自分がおいしいと思って食べている肉が、どの生き物のどの部分かをキチンと教える事は、生き物の命を自分達は頂いているという事を感じるチャンスなのかもしれません。

動物園では、動物のエサとして、ニンジンのスティックや、キャベツの切れ端などが売られ、それを買って、馬やヤギなどに与えるのが普通かもしれません。

しかし、ハイエナが、巨大な牛の骨や、棒に刺した鶏頭をむさぼり食べる姿が、図鑑やネットでは見ることの出来ない、真の動物の姿なのかも知れません。

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