シマウマは、大きな群れで生活するというイメージがあると思いますが、群れを形成する理由は知っているでしょうか?
大勢でいると、天敵から逃れるのが遅れるのでは?
と思う方もいるかもしれません。
しかし、シマウマ達は大きな群れで行動したりキリンなどの群れに混ざることで、より天敵の発見を有利にしています。
シマウマが群れを形成する理由は?
シマウマのトレードマークでもある縞模様は、群れで集まったときに本当の効果を発揮します。
人間の目でみると、白黒の縞模様はよく目立ち目印になりますが、多くの哺乳類は色の識別能力が低く、灰色っぽく見えているために、シマウマの縞模様が景色に紛れて判別しにくくなります。
また、シマウマはそれぞれで縞模様が違うため群れでかたまると、シマウマ同士で模様が混ざるため、天敵はシマウマ達を個体で判別しづらくなるのです。
しかし、シマウマの縞模様についてわかってないことが多く、天敵の肉食獣達には縞の認識ができないため、他の草食動物たちよりも天敵から逃れることができるわけではないとも言われている。
またシマウマは、キリンなどの他の動物達と行動を共にし、天敵を察知するのをより有利にしているとも言われている。
シマウマの群れの団結はそれほど強くない?
シマウマ達は大きな群れを作って暮らす動物だが、その群れの団結はあまり強くなく群れの中のメンバーもコロコロ入れ替わります。
シマウマは中心となるオス一頭に、複数のメスとその子供からなるハーレムのようなグループと、若いオスが集まったグループなどがあります。
若いオスの中には、単独行動をするものもいます。
また、乾季などの草が少なくなる時期には、およそ100頭からなる群れを作り草原を移動していきます。
まとめ
シマウマ達は大きな群れを作って生活したり、時には単独行動をしたりと、行動形態は割と緩めのようです。
またシマウマは広い範囲で、縄張りを持つとされています。
シマウマの縞模様の真相は、あまり解明が進んでいないようですが、中には有力な説や図鑑などで紹介されているものもあったりします。
色々な効果を持っている縞模様ですが、動物園などで実際に群れの数を調べようとすると縞模様のせいか意外と数えにくく、天敵から逃れるための縞模様の効果と群れでいることの重要性がわかってきます。
皆さんも動物園に行った時には、シマウマの群れに注目してみてください。