シマウマとは草を食べて過ごしている植物食です。
シマウマの外見的な特徴というと、毛の黒地に白の縞模様と、あと大きな耳と先端がふさ状になった尾などがあり、その姿は野生のロバととてもよく似ております。
鳴き声もロバに近いです。
ですので、「縞模様のロバ」と呼ぶ言語もあるそうです。
シマウマが初めて日本に渡来したのは17世紀ですが、上野動物園で飼育されたのはキリンよりも遅くて、1931年(昭和6年)の時です。
ハートマンヤマシマウマは、1973年(昭和48年)に初めて渡来して、1975年には神奈川県の夢見が先棟物公園で繁殖成功しました。
その後、サバンナシマウマやヤマシマウマやグレビーシマウマの3種類とも国内で飼育されて、現在も繁殖しています。
シマウマは今現在日本に3種類いますが、この3種類の特徴とはなんでしょうか?
シマウマの種類とその特徴について!
- サバンナシマウマ
草原などに生息しています。
エチオピアからタンザニア、ケニアを経て、ジンバブエボツワナ、などのアフリカ東部や南東部に分布していて、ナミビアやアンゴラの一部で、南アフリカ共和国北部などシマウマの中でも広い範囲に分布しています。
- ヤマシマウマ
サバンナシマウマよりも、一般的に縞の間隔が狭いです。
縞数は多いですが腹部には見られません。
首の下には、ウシ科に見られるような肉垂れをもっています。
主に南西アフリカの山岳地帯に生息しています。
- グレピーシマウマ
エチオピやケニア北部、ソマリアなどの乾燥した草原地帯に生息しています。
シマウマの中ではもっとも体が大きくて、体長250~280cm、体重は350~450kg程に成長するそうです。
他のシマウマに比べて縞が細かく、縞数も多いです。
現在は生息数が減少していて、国際自然保護連合では絶滅危惧種に指定されています。
まとめ
一見シマウマといったら1種類しか想像できませんが、実は細かく色んな種類に分けられて、それぞれが全然違った特徴を持っているのです。
縞の特徴もそれぞれ違うので、見比べてみたりするのも良いでしょう。