この世にはたくさんの生き物がいて大きさ、行動、生活区域など様々ですよね。
その中で特徴的な体つき、特に体の柄を持ったものがいます。
魚や、鳥などはカラフルなもの、特徴的な柄を持つものは多いですが、哺乳類はあまり柄を持つことが少ないように思います。
そんな特徴的な体の柄を持った、シマウマやキリンは共通点や違いは、どんなものがあるのでしょう?
シマウマとキリン!何が違って何が同じなの?
シマウマは、哺乳綱ウマ目ウマ科ウマ属のうち、白黒の縞模様を持つ動物です。
草食動物で、一部シマウマが絶滅しており、ワシントン条約付属書に記載されています。
シマウマの外見的特徴は、その毛の黒地に白の縞模様です。
また、ウマと比べて大きな耳と先端が房状になったしっぽや、短めで立っている鬣(タテガミ)を持っています。
そのため、ロバに似ているといわれ、声もロバに似ています。
このシマウマの縞柄は、捕食者(ライオンやハイエナなどの肉食動物など)の狩りの時に、個別認識を阻害させるためといわれいましたが、現在は、白黒の縞模様は温度差が生まれ小さな気流ができるため、体温調節のためにあります。
そして、地域特有の血液を吸う虫が縞模様を嫌うため、虫よけの意味があると、現在はこちらが一般的意見になりつつあります。
キリンは、偶蹄目キリン科キリン属に分類されています。
草食動物で、主にアカシア属、シクンシ科などの木の葉、若芽、小枝などを食べます。
高位の植物は、乾燥した季節でも比較的質が低下しないため、その乾いた季節でも水を求めて大規模な移動をしなくても、繁殖できるといわれています。
鳴き声はあまり聞くことがありませんが、牛のようにモーっと鳴きます。
今生きている中で最も背が高い動物で、体に比べて際立って長い首を持っています。
この長い身長を保つために、とても高い血圧を持っています。
角先端までの高さが、3.9~5.3m体重が、550~1930kgで、体色は橙褐色や赤褐色、黒色と単黄色からなる斑紋が入っています。
この斑紋は個体差があるため、すべて同一ということにはなりません。
シマウマが暮らすサバンナの環境下では、この模様が周りの風景に溶け込みやすくカムフラージュするためといわれています。
和名のキリンは、連れ帰ったキリンを伝説の生物である(麒麟)として、永楽帝に献上した故事にちなんで、近代なって命名されました。
キリンは一応ですが、法律上ペットとして飼育できます。
しかし、実際に飼おうとすると、環境整備のためや日々の食事などに多額の費用が掛かりますので、現実的とは言えません。
まとめ
もともと種族が違うので、同じ草食動物とはいえ違うところが多いです。
まず、長い首を持つキリンは長い身長を保つため血圧が高いですが、シマウマは高血圧は必要ありません。
性格と、環境を整える、という違う難しさですが、飼うということは、キリンもシマウマも困難といえます。
体格も、柄も違い、ぱっと見は全然共通点のない動物でしたが、細かく見ていくと、その模様にはお互いに意味がありました。
また、しっぽの形も体の大きさの差はありますが、同じような形をしています。
これからも、全然違う動物も同じ共通点を探していくと、楽しいかもしれませんね。