有名人でも猿を飼育している人がいたり、テレビで猿の芸などを目にする事も多かったりで、意外とペットとしての猿人気が高いことがうかがえますよね。

でも、一般的に猿をペットとしている人はそんなにいないのが現状です。

なぜなのでしょうか?

今回は猿をペットとして飼育する方法や、トイレのしつけ方法などについて調べてみました。

少しずつ分かってきたことをご紹介させていただきます。

猿 トイレ しつけ

猿のトイレのしつけは?

猿ははっきりいいますと、小鳥と同じくトイレのしつけが出来ません。

ごくごくまれにトイレのしつけができた例もなくはないようですが、猿のからだの仕組みを考えるとあまり健康的ではないかもしれません。

野生の猿は主に木の上で生活をしています。

体をなるべき軽くして身軽に移動できるようにしておく必要があること、木の上から排せつしてもその汚物が自らの生活環境を汚すことがないことが理由だと言われています。

そのため排せつ回数が多く、また場所や状況を選ばずに歩きながらやジャンプしながらでも排せつをします。

トイレのしつけができないうえ、オムツをしていないと至る所に汚物をまき散らしてしまうことになります。

猿の飼育にはオムツが絶対不可欠です。

ペットとして猿を迎える場合にはその生涯にわたってお下の世話ができるかどうか、かなり熟考しないといけないですね。

猿の寿命は種類にもよるものの、最低でも10年以上は生きます。

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また、猿の排泄物は人と同様、ニオイもキツイようです。

10数年から20年ほどにわたってオムツ交換ができること、オムツ費用も結構な額になるということを頭に入れておく方が良いでしょう。

ちなみに、オムツをさせないで部屋の中で放し飼いにしてしまった場合、至る所に汚物が散らばり大変なことになってしまいます…

これに加えて、自分のテリトリーを主張するためマーキング行動での排尿行動の可能性も考えられるでしょう。

余談ですが、部屋での放し飼いにはたくさんの危険が伴います。

高い場所や低い場所、どこにも危険な物は置けませんし、猿には物を投げ散らかす習性があることへの覚悟や理解も必要です。

特に危険なのは、天井から吊り下げるタイプの電灯がある場合、猿がそれにつかまってぶら下がったり揺らしたりしますので、お勧めできません。

まとめ

猿をペットにすることは予想以上にとても大変だということが分かりました。

トイレのしつけが出来ないこと、また活動的なので狭いケージ内だけではストレスがたまり可哀そうかもしれません。

トイレに対する理解や広い飼育スペースが確保できれば、ペットとして飼うことも考えられるかもしれませんね。

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