みなさんはペットを飼っていますでしょうか?
近年、犬や猫以外にも多くの種類の動物をペットにしている方が増えています。
中でも注目なのが猿です。
ペットとして、小型の猿も人気が高いのだそうです。
猿といえば、頭が良く賢いイメージが強いですよね。
そのため飼いやすそうな気がしますが、実際はどうなのでしょうか。
猿をペットとして飼う注意点について、ご紹介したいと思います。
猿は飼いやすい?ペットとしての注意点は?
日本に生息しているニホンザルも飼育することは可能ですが、人に害を与える可能性がある特定動物の対象とされるため、都道府県知事や政令市長の許可を得る必要があるそうです。
手続きが大変な上に、確かにちょっと気性が荒そうなイメージも強いので、ペットとしてはあまり好まれないようですね。
今、ペットとして人気が出ている小型の猿の中でも、スローロリスやコモンマーモセット、リスザルなどが家族として迎えられることが増えています。
可愛らしさと賢さから選ばれることが多く、飼育しやすいと思われがちですが、しつけがかなり難しいと言われているのです。
猿は野生の本能が強く、同じ場所でトイレをすることを覚えてくれません。
本来ジャングルや森林など自然に囲まれた場所にいるべき動物ですから、天敵から逃れるためや自分の縄張りを証明するためにマーキングを行います。
また、食べた果実の種を広い範囲に排泄することで食物連鎖の手助けをし、自然と共存している動物です。
生きていくための大事な役目が本能として強く残っているので、トイレに関しては特に人間のしつけで言うことを聞いてくれないようです。
そして飼育するにあたって注意したいのが、猿のためのスペース確保です。
いくら小型とはいえ、ずっとケージに入れて飼うことは決していけません。
猿の運動不足は、体や筋肉を弱らせてしまいます。
毎日動き回れるようなスペースを用意してください。
スペースなんて用意しなくても、室内犬や猫のように一緒に部屋にいればいいと思われる方も多いですが、猿は器用に手を使って食事をしたり遊んだりするので、かなり部屋が散らかりますし、物が倒れる危険もあり注意が必要です。
まとめ
猿をペットとして飼う前に、しっかり準備が出来ているか確認が必要そうです。
野生の本能があり、賢さもあるので、なかなか人の言うとおりに動いてはくれません。
好奇心も多く、常に動き回るので安全に遊べるようなスペースも大事です。
うまく飼育がいかないことでストレスを感じれば、賢い猿はそれを感じ取るでしょう。
家族として迎え入れるなら、ちゃんと猿の個性や本能を理解して、向き合える準備をしてからにしましょう。