よく春ごろに猿の赤ちゃんが産まれたというニュースを耳にしますね。
生まれたばかりの赤ちゃんの体重は、400~600gほどでとても愛らしいですよね。
離乳期間は、早いと6~8ヵ月、遅くても1~1年半くらいで完全に離乳するそうです。
猿の野生での寿命は、25~30年ほどといわれていますが、飼育されている猿の中には34年を超えた例があるということです。
そんな猿の出産の時期や赤ちゃんの数は一体どれくらいなのでしょうか。
詳しく説明したいと思います。
猿の出産時期はいつ?
猿の繁殖期は、だいたい8月の終わりごろから1月にかけてです。
さらに、出産の期間は、ほとんどが3月から5月に見られます。
ニホンザルの妊娠期間はおよそ6か月です。
そのため、メスが、子どもを授かるのは、だいたい9月から11月までの期間だということがわかります。
このようにニホンザルが、子どもをつくるのには、はっきりとした季節性があるのです。
繁殖期には季節性がある一方で、オスは一年中メスたちと一緒に群れで生活しますが、子育てには全く協力しないそうです。
猿の出産する赤ちゃんの数は?
寿命が、20年ほどの猿。
野生の猿は、6~7歳で子どもを産めるようになります。
およそ3年に1度出産します。
出産する赤ちゃんの数は、1頭ですが、ごくまれに双子が産まれるそうです。
栄養の状態が良いと、繁殖率が高くなり、赤ちゃんの亡くなる確率も低下します。
早いと4~5歳で赤ちゃんを産めるようになり、毎年出産する猿も出てきます。
まとめ
猿の出産時期や赤ちゃんの数が分かりました。
猿の群れは、大きくなると分裂して増えていきます。
餌付けや農作物の依存が進むと、亡くなる確率が下がり、猿の増加率が上がり、どんどん増えていくのです。
個体数だけでなく、群れの数や分布域も広がっていくということです。
猿は、このように群れで暮らしますが、種類によって異なる場合もあります。
チンパンジーのように20~100頭くらいのコミュニティで生活する種類もいれば、オランウータンのように単独で生活する種類もいます。