猿は日本人にとっては意外と馴染みのある動物かもしれません。
動物園ではもちろん、山道などで車を走らせると野生のサルと遭遇することも少なくないようですね。
では、猿という名前はどのようにしてつけられたのでしょうか?
また日本語では猿ですが、英語では何と呼ばれているのでしょう?
今回は猿という名前の由来、そして英語での名前や発音などについてご紹介していきたいと思います。
猿の名前の由来は
猿の名前の由来には色々な説があります。
その中でも有力とされているのは、サルは他の動物と比べると知能が高く知恵が勝っていくので、「勝る(まさる)」から来たという説です。
このほかの説としては、アイヌ語から来ているというもので、アイヌ語でサルのことをサロということや、尻尾を持つ動物をサルウシと呼ぶところからきているという説もあります。
また猿という漢字は実は、もっと難しい漢字の略字だそうです。
その漢字は常用漢字外なので、ここでは省略させていただきます。
成り立ちとしては、左側が耳を立てたイヌ、右側が上下から手を伸ばして物をよせてくる様子の象徴で、そこから手で物を引き寄せて取る動物の「猿」が生まれたといわれています。
奥深いですね。
猿は英語で何と発音するの?
猿は英語でモンキーだとご存知の方も多いでしょうが、猿と一言にいっても英語では何種類か使い分けがされています。
まず、モンキーはmonkeyのことで正しくはマンキ―と発音します。
ちなみにこの単語は、一般的には小型で尻尾のあるサルのことを指します。
このほかのサルを指す単語にはapeという言葉もあります。
「ape」はエイプと発音し、monkeyよりも大型で、直立して歩く尻尾のない種類のサルのことを指していますよ。
どちらかといえば類人猿のことで、ヒトにとても近いサルになります。
余談ですが、日本語には「猿も木から落ちる」ということわざがありますが、英語にもこれに似た意味を持つことわざがあるようです。
”Even Homer sometimes nods”(ホメロスでさえ、居眠りすることもある)ということわざです。
ホメロスとは古代ギリシャの詩人だそうですが、このことわざはあまり知名度がないようで、一般的には誰でも失敗することがある、と普通のフレーズで言われるようですね。
まとめ
猿の名前の由来について、また英語での名前についてもご紹介してきました。
意外と知らない猿に隠された由来などについて、知識を深めていただけたことでしょう。
もっと深く掘り下げてみても面白いかもしれませんね。