バンビに代表されるように、鹿はキュートで優雅な動物という印象を受けます。
では実際に、鹿はどのような性格をしているのでしょうか。
また野生の鹿が攻撃的になる時期とは、一体いつなのでしょうか。
普段の鹿はどのような性格をしているの?
鹿は生まれて数か月で体重が50キロにもなる大型動物です。
またジャンプ力が強いことでも知られています。
森の中では俊敏に移動することができますが、性格はとても臆病で本来は人間の生活圏とは離れた山奥でひっそりと生息しています。
ですが、習性として生きるためならどんな手段も使うという危険な一面を持っている動物です。
オオカミが絶滅してしまった現在、鹿には天敵がいなくなったため個体数が急増し、食糧不足により人里に下りてきて農作物を食い荒らすようになってしまいました。
野生の鹿が攻撃的になる時期っていつなの?
普段は臆病な性格の鹿ですが、9月~11月の繁殖期になると、警戒心よりもイライラが勝ります。
オス鹿はメス鹿の取り合いで縄張り争いを繰り広げるため、気性が非常に荒くなります。
角を木にこすりつけて研いだり、人間に威嚇することがあります。
繁殖期のオス鹿は興奮状態にあるので、近寄らず刺激しないように心掛けてください。
ただ繁殖期で体力を使い果たし、冬を越せずに亡くなってしまう個体もいます。
繁殖期の終わり頃のオス鹿は痩せてしまっているものが多いです。
オス鹿にとって、繁殖期は過酷な時期でもあるのです。
5月~7月の出産期は、メス鹿が攻撃的になります。
小鹿を生んだ直後のメス鹿は母性本能により攻撃的になっていますので気をつけましょう。
鹿が攻撃的になる時が来たら?
オス鹿とメス鹿では攻撃的になる時期が異なります。
小さくて可愛らしい鹿を見て、つい触りたくなって近づいてしまうかもしれませんが、鹿が攻撃的だと感じたら絶対に近づかずに遠くから眺めるだけにしましょう。
まとめ
鹿の繁殖期と越冬期には、よく道路を鹿が横断したりします。
普段は群れで生息していますが、中には単独で行動したり、子供を引き連れて活動することもあります。
車との接触事故もその時期に起きやすいので、運転する方は気をつけてください。