競馬場では、颯爽と走る姿や動物園では可愛らしい餌付けの姿など、私たちの身近なところで楽しませてくれる馬ですが、以前は家畜として田起こしや地駄引き、木の株を掘り起こしたり今は機械に取って代わった仕事をこなしています。

また軍用として用いられたり、馬車として人や荷物を運んだり人間と馬は昔から共存してきました。

このような活躍をみせる馬には、どのような能力が備わっているのでしょうか。

馬 知能 人間

馬の知能は人間とどう違うのか?

人間の能力が他の生物とは一線を画すところは言語能力、計算能力、洞察力、記憶力、推察力、関係認識力、想像力といった情報処理能力が優れているところですが、特に言語を用いて他とのコミュニケーションを取りながら共存していくのが特徴です。

悲しみ、喜び、怒り、驚き、感謝などお互いに認識しながら生活します。

では馬はどうでしょうか。

馬は嫌いな人と好きな人をよく覚えていて、好きな人の言うことは聞くけど嫌いな人にはそっぽを向きます。

嫌いな人は驚かせたり恐怖を与えた人。

好きな人は餌をくれる人です。

競走馬がレースで走るのは、驚いて走ってしまうことと周りの様子を察知しているからだそうです。

ドイツで昔計算できる馬がいると話題になり、実験が行われたことがありました。

実際には、観客や飼い主が無意識化で行う微妙な動きを察知して、答えを得ていたことが分かりました。

馬はしゃべれませんが、人間と同じように人の感情を読み取ることが出来るのです。

また記憶力がとても良いことが知られています。

小屋がどこか覚えていて、自分で帰ることが出来ます。

怒りや恐怖といった感情や、好き嫌いといった認識は人間の3歳程度の知能であることを示しています。

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馬と犬ではどちらの知能が高いのか?

全体重に占める脳の重さの割合を脳化指数といいますが、それでいうと馬は0.10犬は0.14です。

犬も馬と同じように人間の感情を読み取ります。

また完全な縦社会で自分の位置を把握しています。

記憶力も馬以上に高いです。

馬は家畜の中では高い知能を持ちますが、犬と馬を比べたら数値的にも現実的にも犬の方が知能が高いでしょう。

まとめ

馬はサーカス団の団員として、競走馬として、動物園の人気者として活躍しています。

私たちを楽しませてくれる能力を持っています。

馬は記憶力が高く、怖い思いをするといつまでも忘れません。

優しくすると覚えていて近寄ってきます。

馬の知能を慮って上手く共存していけるといいですね。

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