普段わたしたちは自分の体の筋肉について、特に意識することはありません。
しかし、怪我をしたりするとき、その筋肉のもつ役割や大切さがわかるものです。
そんな筋肉、ここでは馬の筋肉と構造を知りたいと思います。
馬の筋肉とその構造はどうなっている?
それは第一に走るため、つぎに馬体の姿勢維持、そして生命活動の維持のための3つです。
筋肉の名称としては、骨格筋、心筋、平滑筋になります。
骨格筋は意識して動かすことのできる筋肉で、随意筋ともいいます。
この骨格筋は、骨や腱、靭帯や関節と連携することで動きます。
この筋肉群が馬を速く走らせるための筋肉になります。
心筋は文字通り心臓を構成する筋肉です。
生命に必要な心臓を動かすための筋肉であり、意識しなくとも動く不随意筋になります。
平滑筋は体内の血管壁、内蔵諸器官を作っている筋肉で、内蔵筋とも呼ばれます。
それぞれの筋肉はどんな役割をもっている?
馬の骨格筋は、馬体そのものを動かす役割をもっています。
足の骨格と筋繊維は、密接に連携しています。
歩くという動作に応じ、関連する筋肉がある方向では縮み、反対方向では伸びる。
一連の動作に欠かせない動きをサポートするのが骨格筋です。
では、心筋の役割はなんでしょう?
馬の場合、単に不随意筋だというだけではなく、その心臓の大きさも馬体に応じて違います。
とくに競走馬など、速く走るために心臓の筋肉も強靭になっています。
平滑筋の役割はどうでしょうか。
心筋が競走馬などで強靭でなくてはならないのなら、それをサポートする平滑筋の役割も強靭でなくてはなりません。
激しく動く心臓に血液をしっかりと送り込まねばなりません。
血管壁や内蔵諸器官も激しい動きに耐えられるよう、平滑筋も強靭に内蔵を作り上げています。
まとめ
馬の筋肉の構造は3つあります。
走るため、馬体の維持、生命活動の3つです。
これらの筋肉は意識的に動かせるもの、無意識に動くものや命の働きとして動くものがあります。
馬の骨格と筋肉は相互に連携しあい、走るため機能的に骨と肉は関係をもっています。
馬の筋肉の構造や役割というのは、まさに速く走るためにあるのです。