競馬場では勇猛なサラブレッド達が活躍していますが、競走馬の年齢はどのくらいなのでしょうか。
何歳でピークを迎えいつ頃引退するのでしょうか?
毎年約7000頭が競走馬になります。
しかし中央競馬に残れる馬は約2割、その他は地方競馬へ転厩したり引退したり様々です。
様々な種類の馬がいますが、競走馬になる馬は軽種馬と呼ばれる体重400~500キロの馬です。
馬は生まれる前からどのように成長していくのでしょうか。
馬はどのように成長し何歳で競走馬になるのでしょうか?
馬には繁殖期があり、春先から秋口に繁殖期を迎え約11か月後に誕生します。
受胎後40日目の体長は、わずか5センチ程度に過ぎません。
120日目くらいになると28センチ前後になり、心臓が鼓動しているのが分かり始めます。
もうすでに馬の形をしています。
順調に成長して30週目には56センチ、40週目には85センチ、出産時には約100センチにまでなります。
さて馬の年齢の数え方ですが、生まれた年を0歳とします。
3月に生まれても6月に生まれても0歳です。
0歳の馬は、当歳馬と呼ばれます。
そうして年が明け1月1日に全頭一斉に、1歳になります。
生まれたばかりの仔馬は、母親と同じ厩舎で母乳にて育てられます。
秋には母馬と別れ、他の仔馬と一緒に暮らし始めます。
食事は母乳からサラブレットの栄養源となる飼葉になり、体を大きくしていきます。
このころから、調教の前段階である騎乗馴致が始まります。
数週間かけて馬具に慣れさせたり、徐々に人を乗せる練習です。
牧場で基礎訓練を終えた競走馬は、2歳の春頃から規模の大きい調教施設のある厩舎に移ります。
ここで本格的な調教が行われます。
名前が付くのもこのころです。
そうして早ければ2歳の春の新馬戦でデビューします。
馬のピークの年齢はいくつ?
一般的に馬は、2歳の秋頃デビューします。
ただし体が小さい馬や怪我をした馬は、3歳にデビューが伸びることもあります。
では何歳でピークを迎えるでしょうか。
個体差はありますが、馬体は2歳から3歳にかけて成長し、競技能力は2歳から4歳にかけて急激に成長し4歳半ばでピークを迎えたころから、徐々に低下していきます。
レースでよい結果を出すのは4歳~5歳です。
その後レースで勝てなくなってくると地方競馬に活躍の場をかえたり、障害レースに参加したり、そのまま引退する馬もいます。
まとめ
15、6歳まで活躍する馬も中にはいます。
早くに引退してしまう馬もいますが、8歳くらいには大体の馬が引退します。
馬全体の寿命は25~30歳です。
競走馬は、命を懸けて走っているので寿命も短くなる傾向があります。
隆々とした筋肉で走り抜ける競走馬を尊敬しますね。