ポロと聞くと、わたしたち日本人にはポロシャツが有名です。
シャツの左胸に付けられている刺繍、その姿がポロという競技です。
ポロは馬に乗って行うスポーツ、どんな競技なんでしょうか。
イギリスで馬をつかって行う競技って?
四頭の馬と人が協力しあい、マレットで玉を打つ。
これを相手の陣地まで運んで勝敗をきめる、これをポロ競技といいます。
ポロ競技というと、紳士のスポーツとして知られています。
とくにイギリスは、ブリティッシュオープンという公式戦が有名です。
具体的にはどのようなものなのでしょうか。
味方四頭、相手方も四頭の人馬一体で戦います。
競うのは大地に置かれたボールです。
このボールは、手や足を使って運んではいけません。
また、馬に乗り、馬と共に競技せねばなりません。
マレットと呼ばれる、木製の長いスティックで弾いて運びます。
四頭のチームワークで相手方の陣地までボールを送り込みます。
7分間の制限時間で、いかに速く相手方へボールを送り込めるかという競技です。
この7分という時間は、チャッカーと呼ばれています。
このチャッカーを6回行うのが一試合になります。
ポロの歴史と日本での普及
ポロという競技は、とても古くから存在します。
記録では紀元前から行われていたとされ、発祥は現在のイランです。
それが時を経て中国やイギリスへと伝わりました。
19世紀になり、現在のポロのルールがイギリスによって制定されました。
今日では南米に伝わり、ポロはアルゼンチンが最も盛んに行われています。
では日本ではどうでしょうか。
残念ながら、ポロ競技は知られていても普及はしていません。
これは、乗馬人口が少ないことやプレーフィールドの確保ができないこと。
何より、馬を世話するのに費用が多額になり、一般人では難しいこと。
つまり、経済負担の多いスポーツであるために普及が難しいのです。
まとめ
ブリティッシュスポーツ、ポロとは19世紀にイギリスがルール制定した競技です。
人と馬が協力しあい、大地に置かれたボールを乗馬状態で弾いて運びます。
弾くのにはマレットという、長いスティックを使います。
これを四対四の人馬に分かれて戦うのです。
この競技は紀元前6世紀ごろ、当時のペルシアで発祥しました。
アジアやヨーロッパに普及、200年前に現在の形でプレーされるようになったのです。