ペタペタと歩く姿がとても可愛らしいペンギン。
飛べない鳥の代表ですよね。
そんなペンギンたちはなぜ、飛べなくなってしまったのでしょうか?
ここでは、ペンギンが飛べない理由についてご紹介します。
ペンギンが飛べない理由は?
ペンギンは鳥が飛ぶために必要な翼がヒレのようになっていて、飛ぶことができません。
飛ぶことのできない鳥としては、ダチョウを始め40種ほどいるようですが、どの種類の鳥たちも飛翔に必要な翼が、退化して飛ぶことができなくなっています。
なぜ飛べなくなってしまったのでしょうか?
これはペンギンの祖先が、飛ぶことよりも海に潜って泳ぐことを選んだことが理由のようです。
1億2000万年前、ペンギンの祖先である鳥たちは、天敵となる肉食動物を避けて、より豊富な餌を求めて北半球から南半球に移動をしたそうです。
肉食動物たちは空を飛べないので、そのまま北半球にとどまります。
移動した先には鳥たちの天敵となる動物がおらず、身の危険がないので、鳥たちは空を飛ぶ必要がなくなったようです。
ペンギンはなぜ泳ぐようになったの?
ペンギンの祖先は、南半球の地と地続きだった南極へも進むようになります。
やがて南極は他の大陸と分離し、温暖だった気候も急変し、森林に変わって氷に囲まれるようになります。
食べる物がなくなって追い詰められたペンギンの祖先たちは、命がけで海に飛び込み、餌を探すようになったようです。
南極還流はとても餌が豊富なこともあり、ペンギンは海で生きることを選び、寒さへも適応していったようです。
現在のペンギンが生息している地域のほとんどには、この南極還流が流れているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、ペンギンが飛べない理由についてご紹介しました。
ペンギンは、翼が退化しているのが飛べない理由になるようです。
危険がなくなると鳥は飛ばなくなるのですね。
それだけ飛ぶことは大変だ、ということでしょうか。
飛べない理由と海で泳ぐようになった理由は、別の理由だということには驚きました。