ペンギンと言うと、氷の上で生活しているイメージがある方も、多いのではないでしょうか?
実際ペンギンは、寒い南極などで生活している種類もいますが、暖かい地域でも生息している種類がいるようです。
南極にいるのだから、北極にもいるのでは?
と思いますが、実は北極にはペンギンがいないようなのです。
何か理由があるのでしょうか?
ここでは、ペンギンが南極にいて北極にいない理由についてご紹介します。
ペンギンが南極にいて北極にいない理由は?
ペンギンは南極には生息していますが、北極には生息していない、と言うことをご存じでしたか?
これにはホッキョクグマなどの地上を、俊敏に行動できる肉食動物の存在が大きく関わってきているようです。
南極には、海中にはシャチやヒョウアザラシと言った天敵がいますが、氷上には成鳥となったペンギンにとっての天敵はいないそうです。
このため南極では、ペンギンが生息できるようです。
一方の北極には、ホッキョクグマやホッキョクオオカミなどの肉食動物が地上にいるので、地上では動きの遅いペンギンたちは、これらの肉食動物達に捕食されてしまう可能性が高いようです。
南極以外にもペンギンは生息していますが、その生息地はいずれもペンギンを捕食するような大型の肉食動物が、地上に生息していない場所になるそうです。
昔は北極にもペンギンがいた?
ペンギンとは違いますが、昔は北極にもペンギンのような鳥が生息していたそうです。
オオウミガラスというペンギンのように飛べない鳥で、水中を泳ぐのが得意な鳥のようです。
オオウミガラスはペンギンと違って巣立ちが早く、孵化後12~18日程で海に入ることができるようになるようで、北極でも繁殖できていたようです。
ちなみにオオウミガラスは、人間の乱獲により絶滅してしまったそうです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、ペンギンが南極にいて北極にいない理由についてご紹介しました。
ペンギンが南極にいて北極にいない理由としては、ホッキョクグマなどの肉食動物がいるかいないかになるようです。
ちなみにペンギンは、南半球にしか生息していないそうです。
なんだか不思議な鳥ですね。