日本のオコジョには2種類います。
ホンドオコジョとエゾオコジョです。
オコジョは肉食で、気性が荒い動物なんです。
体は小さいのに、ネズミやウサギ、ハムスター鳥や魚、トガリネズミ等を襲う事もあるのです。
けっこう攻撃的な動物なんです。
肉食動物の歯の形の特徴とは
犬歯といって獲物をしとめ肉を引き裂きやすいつくりの歯が大きく発達しています。
そして臼歯といって、ものをかみ砕く歯がとがっています。
臼歯も上下2本づつ系4本、犬歯は上下1本計2本、あとは門歯が2本づつ計4本あります。
犬歯で獲物を襲い切り裂いて、鋭い臼歯でかみ砕くという感じです。
肉食動物の歯の形の特徴はそういう感じなんですが、足も前足には獲物をとらえるのに役立つ、するどいつめをもっています。
オコジョの歯は?
オコジョは基本肉食動物ですので、犬歯が大きく発達しています。
その鋭い歯で獲物をとらえてガブリとやっつけるわけです。
肉食動物特有の歯をしていますが、時には木の実なども食べます。
でも、基本は特に問題なく食べることが出来るわけです。
オコジョには2種類あって、
- ホンドオコジョ~青森から本州中部あたりまで生息します
- エゾオコジョ~北海道、ロシアに生息しエゾイタチとも呼ばれます
エゾオコジョの方が大きいのです。
日本のオコジョは準絶滅危惧種としてあげられています。
長野県では天然記念物としてあげられています。
その原因としては、乱獲とミンクの大量輸入により生態環境が変化したことです。
まとめ
オコジョは肉食のイタチ科の動物です。
その見た目とは裏腹にけっこう獰猛な肉食の動物なんです。
そのため、オコジョの歯の作りは肉食の動物の歯の作りになっていると思われます。
大きく発達した犬歯と肉を引きちぎるのに適した臼歯がとがっています。
草をかみ切るのに適した門歯がありますが、これも草食動物よりややとがっています。
また、前足にはするどいつめがあり、これは獲物をとらえるのに役立ちます。
目も獲物をとらえなければいけないので、両目共が前方を向いています。