プライドという言葉を思い浮かべて何を思いますか?
一般的には、自尊心やほこりなどを思い浮かべますよね。
プライドの高い人だなあ、と思ったりしたこともあると思います。
でもこのプライド、ライオンの群れをさす言葉でもあるのです。
ライオンのプライド、とはどんなものなのでしょうか?
ライオンの群れのことをプライドというの?コアリション?
まず、先述しましたがライオンの群れの形成をプライドといいますが、15世紀位よりそういわれてきましたが、なぜそういわれてきたかわからない状態です。
そして、このプライドですが、まず、オス1~2頭とメス数頭とその子供で構成されています。
オスが1頭以上いる場合は連合として扱われますが、30頭以上のプライドを形勢された時もあるようです。
このプライドはずっと同じメンバーではありません。
オスの子供は、大人になる前にこのプライドから追い出されるからです。
そしてこのオスの子供は追い出された後に、集まり生活をすることがあり、この群れをコアリションといいます。
時に、メスもプライドから出ていくこともあります。
その生息する地域でのプライド形勢に適切な数以上になると、離れて別の群れを作り、そしてオスを受け入れて新しいプライドを形勢するのです。
ライオンのプライドはどんな構成をしているの?残酷なことが起こるのは本当?
ライオンのプライドの構成は、オスとメス数頭とその子供ですが、基本的に血縁者が多い構成になります。
母親、姉妹、いとことその子供たちという感じです。
そして、オスはメスと等しく共寝を行い子供を作ります。
この子供は2~3歳になり、オスの場合は群れのリーダーからプライドから追い出されます。
自分子供といえども、このまま育つとプライドの脅威となる可能性が高いからです。
そして、追い出された子供は新しいプライドを作るために放浪します。
新しい群れがオスがいない場合ですと、すんなりプライド形成を作れますが、たいがいはほかのオスのプライドでしょう。
そのために命を懸けた戦いになります。
その戦いに勝利を収めると、そのプライドは自分のプライドになりますが、ここで残酷なことが起きます。
その群れにいる子供は自分の子供ではなく、このままではその群れのメスも自分の子供はすぐに産んでくれないからです。
ですので、その自分の子供以外は排除します。
この時に母親もかばうことはないそうです。
まとめ
プライドという言葉の意味は、私たちになじみのある意味意外にライオンの群れの意味もありました。
そして、この群れも独特な方法をとって自分の遺伝子を残すシステムになっていました。
一部を見ればすごく残酷なことかもしれませんが、厳しい自然を生き残るために必要なことなのかもしれません。