百獣の王ライオン。

その精悍な顔つきと立派な鬣。

声は大きく聞くものを怖がらせることもあります。

手足も太く貫禄があります。

一方猫はとても身近でかわいらしいイメージがあります。

なついてくれると、ツンツンしているところもかわいく見えます。

にゃーん、と鳴く声もかわいく、体つきはしなやかで高いところからも優雅に飛び降ります。

こんな、2種類の動物ですが、共通点があります。

そう、2種類とも立派な肉球を持っているのです。

ライオン 肉球 色 役割

ライオンの肉球見たことがありますか?

ライオンは肉食目ネコ科ヒョウ属に分類される肉食動物で、アフリカ大陸、インド北西部などに生息しています。

大きさはオスが体長170~250cm、体重が150~225kgメスで体長140~175cm、体重120~182kg
程度です。

そして、肉球の比較対象と出させてもらいましたが、ネコのほかにも、犬やイタチ、熊や、パンダまで肉球を持っています。

パンダに至っては、この肉球で上手にササをもって食べています。

そして、肉球の色も動物によって様々ですが、ライオンは調べたところ、少し褐色というか黒ぽい色でした。

しかし、ホワイトライオンはピンク色ぽい色でした。

この肉球は、その動物の持っている色素の色で変わるようです。

色素の濃い場合は黒っぽく、または色素のあまりない場合はピンク(血液の色ですね)に見えることが多いようで、また、生まれてそんなに歩いてない場合もすこし色が薄い状態のようです。

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人間にはない!この肉球になにか意味があるのでしょうか?

まずは、この肉球ですが、人間の指のように名称がついています。

真ん中の丸いところは掌球(しょうきゅう)、そしてそれぞれの場所に指球(しきゅう)、手首の長細い肉球は手根球(しゅこんきゅう)、後ろ足の大きな肉球は足底球(そくていきゅう)、それぞれの指のところの肉球は趾球(しきゅう)といいます。

この肉球ですが、まだ生まれたばかりのころはふにゃふにゃで柔らかい状態ですが、いっぱい歩いて大人になっていくうちにだんだん固くなり、ひび割れたおもちのようになることもあります。

しかし、固くなっても皮膚ですので、傷がつくこともあります。

この場合、薬を塗っても動物が気にしてなめとってしまうことが多いようですし、肉球の構造上ほかの皮膚よりも治りにくいといわれています。

そしてこの肉球ですが、肉球のある動物はほかの動物を捕食する動物が持っていることが多いようです。

ですので、足音を肉球が消すために柔らかくなっていると考えられています。

また、狩りの時に高いところに上がることもあるでしょうが、降りるときにショックをやわらげたり、獲物を襲うときに滑りにくくするためにもあるようです。

まとめ

時にはかわいらしいチャームポイントの肉球ですが、肉食動物らしく、肉球は獲物を捕らえるための機能として備わっていたようです。

でも、ライオンにぷにぷに肉球があるとなんだかなごみます。

ライオンを見るときはぜひ、肉球も観察したいものです。

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