動物園で大人気の動物の筆頭とも言える、ライオン。
雄々しいたてがみとその強さから、百獣の王と呼ばれています。
そんなライオンですが、その顔をじっくり見てみたことはあるでしょうか。
あまり意識したことがないかもしれませんが、ライオンの目を見てみると、その生態など色々なことがわかってくるのです。
では、そんなライオンの目について、詳しく見ていきましょう。
ライオンの目の色は何色?
大人のライオンの目の色は、綺麗な金茶色です。
まれに遺伝の関係で、体の色が真っ白なホワイトライオンが生まれることがあるのですが、こちらの目の色は少し変わっていて、青みがかった白色をしています。
どちらもじっと見ていると、吸い込まれそうなほど美しい色です。
ちなみに、生まれて間もないライオンは目が開いておらず、少しずつ周りのものが見えるようになっていくにつれて目の色が変わっていくそうです。
最初はグレーがかった黒色をしており、とても可愛らしい印象を与えるのですが、大きくなると前述の金茶色へ変化し、だんだんと迫力を帯びてきます。
ライオンの目の特徴
ライオンの目は、ネコ科らしい特徴を色濃く残しており、暗闇での視力に優れています。
ただしその瞳孔は丸く、猫と違って縦に収縮することはありません。
これは、丸型の瞳孔のほうが、獲物との距離を捉えるのにより適しているからだといわれています。
ライオンの目は顔の前側についているため、シマウマなどの草食動物のように視野が広くはありません。
そのかわり、両目で見ることのできる範囲が広いため、立体的に物を見ることができます。
これにより、広い草原などで獲物との距離を正確に測り、一瞬で仕留めることが可能となるのです。
これは肉食の動物に特有の特徴であり、ライオンのほかにクマやワシなど、他の科の動物でもよく見られます。
まとめ
ライオンの目の色や特徴について解説しました。
動物の顔立ちや目には、それぞれが生き抜くために必要な要素がたくさん詰まっており、顔を見ればその動物がどのような生態をしているかを察することができます。
ライオンはもちろん、他の動物も機会があればぜひ顔をじっくり見てみてください。
新たな発見があるかもしれません。