古代から生き物は、自分の子孫を頑張って努力して残してきました。

時に、その環境から身を守るために自分の体を変化進化させたものもいます。

時に、外敵がら逃げ切るために、体を大きく見せる手段を手に入れたものもいます。

時に、はじめから多くの子孫を残すシステムにして、多少子供や卵が襲われても、一定数は生き残れるようにしたものもいます。

時に、直接自分の遺伝子以外を持った子供を排除する手段をとる動物もいます。

ライオンの有名な話です。

ライオン 群れ 乗っ取り

ライオンは群れで行動しているけど、ずっと同じなの?乗っ取らてしまうことはあるの?

ライオンは、オス1~2頭とメス数頭とその子供で群れを形成しています。

これをプライドといいます。

そしてこのプライドは、たいがいみんな血縁者の塊になっていることが多いようです。

母親、姉妹、いとこ、のような感じです。

オスが2頭いる場合も、このオスはとても仲のいい兄弟であることも多いようです。

そして、オスはプライドのメスと共寝を行いますので、そのプライドはそのオスの子供たちになるのですが、
子供はメスだけ生まれるわけではありません。

当然オスも生まれます。

この子供のオスは、2~3歳の成獣になる前まではプライドで生活しますが、その後追い出されます。

そのプライドにとって、子供が成長すると脅威になるためです。

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そして、追い出された子供は追い出された子供同士で群れを作り生活することもあれば、1匹で生きることもあります。

そうしているうちに、オスのいない群れと合流することもあります。

この場合は、すんなり自分のプライドを持つことができますが、こんなにいいことは多くはありません。

子孫を残すためにも、自分のプライドを持つためにほかのプライドを持っているオスに戦いを挑みます。

とても激しい戦いですので、時にどちらかが亡くなる場合もあります。

そして、戦いに勝つと、そのプライドは自分の物ですが、問題があります。

一般的に自分の子供が2歳程度までは、メスがほかの子供を作ろうとしないのです。

そうすると自分の子孫を残すために、プライドを襲った意味がなくなってしまいます。

そのため、この自分の遺伝子以外の子供を排除します。

この行動が、ライオンの残酷さを伝えていることもありますが、自分の遺伝子を残すための最良の手段だと思います。

まとめ

厳しい自然下で、生き残り子孫を増やすことは本当に困難です。

少しでも残すために、合理的にライオンは行動しているのです。

一説には、成獣になれるライオンの幼獣は2割程度しかいない、といわれています。

本当に厳しい世界です。

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