この世界はたくさんの動物が一緒に住んでいますよね。
そして、姿かたちはもちろん、習性や行動もばらばらですよね。
その中で一番強い動物は何でしょう?
と聞かれるとどの動物を思い浮かべますか?
ワニ?
ゴリラ?
やはりライオンでしょうか。
では、そのライオンは本当に強いのでしょうか?
天敵などはいないものなのでしょうか?
ライオンの天敵はいるの?
ライオンは、肉食目ネコ科ヒョウ属に分類される肉食動物です。
アフリカ大陸、インド北西部などに生息しています。
15000年前には、ヨーロッパ広域に分布していて5000年前にはギリシャにも分布していたといわれています。
大きさはオスが体長170~250cm、体重が150~225kgメスで体長140~175cm、体重120~182kg
程度です。
頭は太くて短く、丸みを帯びています。
尾の先端には、筆先のような尾があります。
体毛は黄褐色や赤褐色です。
オスの成獣は頭から首にかけて鬣があり、この鬣は体を大きく見せたり、首や頭の保護のためにあるといわれています。
生まれたばかりのころは暗色斑がありますが、成長とともになくなります。
主に体重が50~500kgの中型から大型の哺乳類を食べますが、鳥や小さな動物も時として食べることもあるようです。
主に狩りは集団でメスが行います。
そして狩りを行いますが、持久力は少なく短期戦で行います。
自分の体重以上の動物を集団でのチームワークとはいえ、刈り取る姿はまさに百獣の王といえますが、やはり、危険な弱肉強食の世界です。
時には、キリンやバッファローなど草食動物に撃退されることもあるようです。
しかし、大人になればあまり襲われることはありませんが、ハイエナや、ジャッカルなどが集団で弱っている個体や、子供などに狙いを定めてライオンを捕食することもあるようです。
また、子供時代は外部だけが危険というわけではなく、群れの外から侵入してくるオスライオンも脅威となります。
この外から来たオスライオンが群れのリーダーとなってしまうと、新たな子供を作るために、既存の子供を排除しようとするからです。
ですので、子供のライオンは大人になれる確率はとても低いといわれています。
まとめ
百獣の王ライオンということで有名ですが、時としてその名前に恥じない自分よりも大きな動物を捕食することができるようです。
しかし、天敵はいないわけではなく、弱い個体や子供の場合は、ハイエナやジャッカルなどの肉食の動物に逆に捕食されたり、同じライオンのオスにおそわれることもあり、大人になれる子供は半分程度の厳しい世界のようです。
私たちが普段動物園でみかけるライオンには、そんな風には見えませんが、ライオンの世界は厳しいのです。