バクという動物をご存知の方は多いと思いますが、バクにはどれくらいの種類がいるのか知っているでしょうか。

日本の動物園では、黒色と白色が組み合わさったマレーバクは比較的有名ですが、バクには他にも数種類の仲間がいます。

ここでは、バクの種類とその特徴についてみていきましょう。

バク 種類

バクの種類は全部で4種類

マレーバクとベアードバク、アメリカバクにヤマバクの4種類が2018年の時点で生息が確認されているバクの種類です。

いずれの種類も個体数が少なく絶滅の恐れがある絶滅危惧種に指定されています。

東南アジアに一種類だけ分布しているマレーバク。

東南アジア熱帯の低地から高地の森林に生息しており、体長は180~250センチメートルで体重が250~300キログラムです。

頭部から前肢、尻尾から後肢にかけて黒色の毛を持ち、腹部は白色の毛という体色が特徴的です。

ベアードバクは、中央アメリカと南アメリカの沼地やマングローブ林など水の多い森林に生息。

体長180~250センチメートル、体重は150~300キログラムで、濃い茶色の体毛に頬から喉元の白色の毛が特徴です。

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アマゾン下流域の低地の森林を主な生息域としているアメリカバク。

体長は200~220センチメートル、体重が200~250キログラムです。

身体的特徴は首の背面の硬いタテガミで、天敵は同じ生息域のジャガーやワニが挙げられます。

ヤマバクは、アンデス山脈の標高2000メートルを超える地帯だけに生息する動物です。

バクの種類では最も小さく、体長は180センチメートル前後、体重は225~250キログラムです。

推定ではありますが、現在の個体数は2500体ほどとされてます。

現存する4種類のバクがレッドデータブック、絶滅危惧種に指定されている理由は、肉や皮を目的とした狩りの対象やスポーツハンティングの標的となったことが挙げられます。

また、環境破壊による生息地の減少や開発による交通事故の多さもバク減少の理由です。

まとめ

ここまで、バクの種類とその特徴についてみてきました。

バクの種類すべてをみても4種類でした。

種類数を多いとみるか少ないとするかは、個人的な捉え方となるでしょう。

しかしながら、間違いなくバクは絶滅の恐れがある種類であることは心掛けておくべきです。

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