ハイブリッドアニマルと言われる、別種の掛け合わせで誕生する動物がおります。
ライオンとトラの掛け合わせで生まれたライガーとは、どのような動物なのでしょうか。
ライオンとトラの掛け合わせは?
現在、生存しているライガーは、すべて人工飼育下で生まれたライガーになります。
自然に生まれたライガーは1頭もおりません。
ライガーとは、ライオンの父とトラの母をもつ子どもになります。
掛け合わせで生まれた場合、一般的には、父親の英名の前半部分に、母親の英名の後半部分を合わせることが慣例となっているため、ライオンのライとタイガーのガーを合わせ、ライガーと呼ばれております。
身体的な特徴についてですが、それぞれに個体差はありますが、顔はライオンに似ており、身体にはトラ独特の縞模様があります。
オスの場合、ライオンほどの立派なたてがみはありませんが、一目みただけでたてがみがあることが分かります。
ライガーのオスには、繁殖力がありません。
ですが、メスには稀にですが、繁殖能力をもつ個体が生まれることがあり、ライオン、トラと繁殖活動を行う場合があります。
その掛け合わせで生まれたのが、チベットのシャンバラ自然保護区に住むタイタイゴンになります。
その可愛い姿は、こちらから見ることができます・・・
では、続いて、大きさについてですが、ライオン、トラともに、ネコ科の肉食動物の中では1、2位を争う大きさを誇ります。
その大きさを軽く超えてくるのが、ライガーになります。
ライオン、トラの平均的な体長は1.5~2.5メートル、体重は200~300キロとなっておりますが、ライガーの体長は足を前に伸ばした長さが3.5メートル、体重は450~600キロと発表されております。
ちなみに、1日に食べる肉の量は平均18~20キロとなっておりますが、1回の食事で、30キロを超す肉の量を食べるライガーも少なくありません。
まとめ
ライガーとは逆の掛け合わせで生まれた子どもは、タイゴンと呼ばれます。
トラを父に、ライオンを母にもつタイゴンは、ライガーとは逆で、小型化する傾向にあります。
心臓や腎臓、視覚等に先天的な疾患をもって生まれる、また、後天的にも発育不全、ガン、腫瘍等の疾患を招きやすく、本来のライオン、トラに比べ、短命であると報告されております。