ネコ科最大の大きさをもつ虎。
威嚇している顔の表情を見ると、いかにも怖いイメージがありますが、どのような性格をもっているのでしょうか。
見た目の特徴を交え、説明したいと思います。
虎の見た目の特徴は?どんな性格をもっているの?
虎の見た目は、お腹以外の身体の色は黄色、もしくは黄褐色になり、全体に黒い横縞が入っております。
この黒い横縞は、周囲の樹木に溶け込みやすい保護色となっており、獲物に気づかれずに近くづくことができるという特徴をもっております。
主な生息域は、熱帯雨林はじめ、落葉樹林、針葉樹林、乾燥林、マングローブが生え茂る湿原になります。
虎の平均的な体長は140~280センチメートル、体重は90~300キログラム。
最大種は、体長240~370センチメートル、体重100~300キログラムをもつアムールトラになり、最小種は、体長215~255センチメートル、体重75~140キログラムのスマトラトラになります。
ちなみに、アムールトラは、ロシア・中国東北エリア等の寒いエリアに生息しているため、毛は長くて深く、夏は背側の毛の長さが1.5センチ、冬は4~5センチの長さになるとのことです。
続いて、性格についてですが、虎の暮らしは、基本的に単独性格になります。
ライオンのように群れをつくり、積極的に協力して子育てするわけでもありませんが、育児をまったくしないわけでもありません。
ネコ科ですから、ネコに似た仕草をするのは至極当然のことなのですが、ネコ同様、単独行動をとることから、マイペースな性格をもっているのかもしれません。
虎は人間になつくものですか?
虎も小さな頃から一緒に生活していれば、人間を信頼し、なついてくれる可能性が高い動物になります。
ただ、野生の血が濃く、何かのきっかけで人間を襲ってしまう場合もあるため、注意が必要になります。
ですが、海外では、虎をペットとして飼っている人も少なくありません。
ネコが好むまたたびや猫じゃらしを与えて可愛がってやれば、犬やネコのような感覚で飼うことができるとのことです。
まとめ
日本では百獣の王と言われるのはライオンになりますが、中国では虎と龍は同格の霊獣であり、百獣の王と呼ばれるのは、虎になります。
その姿から、武勇、王者をイメージする動物として活用され、軍事的シンボル、建国、故事、ことわざ等に用いられております。