皆さんは馬のたてがみと聞いて、どれくらいの長さの物を想像しますか。
一口に馬といっても、長く伸ばしている馬もいれば、反対に短く切りそろえていたりと種類も様々です。
また、長さを整えるだけではなく、人間が行うヘアアレンジのようにたてがみを編んだりする馬もいます。
では、馬のたてがみの長さや編みこみ方法とはいったいどのようなものなのでしょうか。
馬のたてがみの長さはどれくらい?
馬のたてがみは、身体に生えている短い毛と違い、換毛期がありません。
夏も冬も変わらずに伸び続けていきます。
たてがみは一か月で約二センチほど伸びるそうです。
人間の髪の毛は平均して一か月一センチ伸びます。
こうして比べてみると馬の毛が伸びるスピードの方が速い事が分かりますね。
自然の中で生きる野生の馬にとっては、たてがみを伸ばすことで体温調節などの生存に必要な役割を補うことができます。
しかし、人間に飼育されている馬の場合は、馬の状態に合わせてトリミングをする場合が殆どです。
たてがみの状態は、競走馬や乗馬用の個体にとって重要な首や体のラインを見極めるうえで、印象を大きく左右します。
審美的なスマートさを保つためにも、こまめに人間がたてがみを手入れをする必要があります。
馬もオシャレに!たてがみの編み方
馬術競技やホースショーなど、競技の規定で編む場合もあれば、単純に身嗜みを整えるファッション的な意味合いでたてがみを編む場合もあります。
その競技時の騎手の服装に合わせて編んだたてがみを結ぶリボンやゴムの色を変えたりと、細やかな変化を楽しむことができます。
実用的な用途では、夏の時期など汗をかきやすい時期にたてがみを編むことによって、風の通り道をつくり、汗で蒸れにくくするそうです。
馬の毛質や長さによって整え方も変わってきますが、たてがみを三つ編みにする事がオーソドックスな編み方です。
たてがみを丁寧にブラッシングしたあと、たてがみを小分けにゴムで留めます。
そして毛先まで三つ編みにして完成です。
この時緩く編むのではなく、やや引っ張りながら細かくしっかり編むと綺麗に見えます。
また、そのままだと編みづらいという場合は、霧吹きや濡れタオルなどでたてがみを少しだけ濡らすと編みやすくなります。
たてがみを片側になるように三つ編みしました。 pic.twitter.com/iqswqRkejq
— つっちー (@10Rniki) July 20, 2018
まとめ
馬のたてがみは、一か月に二センチという、人間よりも早いペースで伸びます。
人の手によって飼育されている馬の場合は、馬の状態に合わせてトリミングなどが必要となります。
たてがみを編むという行為は汗を乾きやすくするなどの効果もありますが、馬術競技やホースショーなどをはじめ、ファッション的な意味合いで行っている場合が多いようです。
馬を目にする機会があった時は、そういった点に注意してみると面白いかもしれませんね。