馬の尻尾ってなぜだか不思議に感じる事はありませんか?
お尻から直接生えている様な気がするのですが、毛だけだと風にたなびいているだけの存在になってしまいます。
良く馬の尻尾を見て見ると、結構自由に振り回しているではありませんか!
馬の尻尾で一体どんな物になっているのでしょうか?
馬の尻尾の長さはどのくらいあるのか?
馬に尻尾なんてあるの?
全部毛ではないの?
と言う方も大勢いるのではないでしょうか。
馬にも実は尻尾が付いているのです。
馬の尻尾は毛しか無いと思われても仕方ありませんが、馬の尻尾の毛を全て取り除いてしまうと、30~40cm位の可愛らしい尻尾がちゃんと付いているのです。
馬の全長から考えれば、30~40cmの尻尾の長さですから、尻にちょこんとついているイメージになります。
その尻尾から毛が生えているので、尻尾自体が毛だけに見えてしまうのです。
小さいながらも馬の尻尾には、実に17~19個の尾椎から成り立っています。
これだけ短い尻尾で、何か役に立っているのでしょうか?
基本的には尻尾がある事から何らかの役には立っているはずです。
約に立っていなければ人間のように尻尾は完全に退化してしまいます。
馬の尻尾の役割は、走っている時にバランスを取っている役目が一番大きく、ハエなどを追い払う役割も兼ね備えていると考えるべきでしょう。
馬の尻尾の毛は伸びているのか?
馬の尻尾の毛は、どの馬を見ても全て同じ長さのように見えますよね。
では、馬の尻尾の毛は伸びる事があるのでしょうか?
馬の尻尾の毛は、手入れをしていない限りは地面に着くほど伸びていきます。
競走馬のサラブレッドなどは、係りの方が尻尾の毛の調整を行っていると考えて良いでしょう。
先ほども紹介しましたが、馬の尻尾の毛を切りすぎるとハエなどを追い払う役目の効果が薄くなるために、ある程度は長めで調整が取られている様です。
馬にも人間のように毛自体に特徴があります、ストレートやくせ毛、放置してしまうととんでもなく絡まってしまう馬などさまざまいるようです。
ある程度は、人間側が調整をしてあげる事が必要になります。
尻尾毛の整え方
- 大きなゴミやホコリを取り除く
- 丁寧に、馬用ブラシで砂等の細かいものを取り除く
- 水洗いしてシャンプーをする(馬用シャンプー)
- 泡が残らない様に丁寧にすすぎます。
- しっかり乾燥させた後に、艶出しスプレーをして終了です。
この後、尻尾の毛の長さを調整する場合にはスキバサミなどで長さを整えます。
競走馬や乗馬の馬などは係りの方が手をかけて、どれだけ馬体を綺麗にして、競技などに参加させている事がわかりますね。
昨日、馬の尻尾のツイートをしたら、馬の尻尾って中身どうなってるの?内側って毛があるの?との疑問をいただきました。馬の尻尾の中身は解剖図の通りです。絵では細く見えますが、人の腕くらいの太さがあり、付け根は私の手では一周できません。上の方の内側には毛が生えていませんね(^.^) pic.twitter.com/nCcQbUaSGL
— 山形馬事センター (@yamabaji) July 7, 2018
まとめ
馬の尻尾の長さや尻尾毛などを紹介してきました。
馬に短いながらも尻尾がある事が初めて知った方も多いのではないでしょうか。
自分の目で見ないと納得しないという方もいるでしょうが、決して馬の背後に近付く時は係りの方に相談してからにしましょう。
馬の視野はかなり広いですが、真後ろだけは見えません。
突然、真後ろで尻尾を触られたたビックリして蹴られてしまう事故に遭遇してしまいます。
むやみに馬の背後?には行かない様にしてください。