ヤギはもともとどこからやってきたのか、日本の動物なのかという事はあまり知られていません。

ヤギの歴史について調べてみると非常に興味深いですし、当時の人々の生活スタイルなども知ることができます。

では、山羊の日本の歴史についてまとめてみます。

ヤギ 日本 歴史

山羊が日本に住むようになった歴史

山羊が日本にやってきたのは、15世紀以降となっていますから、そこそこ日本でも歴史のある動物ということになります。

中国や朝鮮から山羊は日本にやってきています。

基本的に当時は、沖縄で飼育され、食肉用として飼われていました。

山羊の乳を飲むという習慣は、当時はなかったと言われています。

食用肉としての山羊が普通で、明治時代までは乳用山羊は日本にほとんどいませんでした。

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山羊の乳を飲むようになったのは、戦時中や戦後間もない時期です。

当時の日本はタンパク源となるものが少なかったので、山羊の乳を飲むというのは画期的なアイデアで、全国で採用されるようになりました。

しかし、その後には牛乳がタンパク源となりましたし、食糧事情も問題なくなりましたので、乳用山羊は一気に少なくなります。

このように考えてみると、それぞれの時代の経済や食糧事情によっていろいろと山羊の活用方法が変わったということが分かります。

このような歴史を知ると、ヤギに対する見方も少し変わってくるのではないでしょうか。

まとめ

ヤギの日本での歴史は思ったよりも古く、沖縄での歴史はとても長いことになりますね。

中国や朝鮮から入ってきている動物なので、当時の沖縄を中心に広がったのでしょうか。

沖縄では未だにヤギの料理がポピュラーなのも納得がいきます。

それにしても、日本の食糧難の時期をヤギが救ったということを考えると、日本人としてヤギに感謝して可愛がりたいという気持ちになります。

歴史を知ることによって動物への感情は変化するものですが、まさに一例となるでしょう。

最近の若者はほとんどヤギの乳を飲んだことはないと思いますが、戦時中や戦後には貴重なタンパク源だったということです。

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