私たちは普段、牛肉や豚肉、鶏肉を食べていると思いますが、沖縄ではヤギの肉が好んで食べられています。
古くからヤギは食用として飼育されており、食用のヤギはヒージャーと呼ばれていました。
しかしヤギ肉は、牛肉に比べて臭くて獣っぽい肉のイメージが強いと思います。
今回は食用のヤギ、ヒージャーについてまとめました。
沖縄のヤギが食用になった理由
沖縄の食用ヤギ「ヒージャー」とは、小柄で色がついているヤギの事を指します。
戦後の食糧難であった時代に、ヤギは粗末な餌でも育てる事ができるため重宝されました。
またヤギ料理やヤギの乳は栄養価が高く、貴重なたんぱく源とされていました。
このことから庭先でヤギを育てる習慣が根付き、お祝い事の際にも、ヤギ肉がふるまわれるようになりました。
沖縄のヤギ肉の特徴
実は、ヤギ肉は高たんぱくで低カロリーな食材です。
また鉄分や亜鉛、ミネラルも含まれており女性にはおすすめの食材になります。
ただヤギ肉は独特の獣臭があり非常に臭いため、好みは分かれるかもしれません。
臭み消しとして、よもぎを添えて食べる事もあります。
沖縄でヤギ料理は「グスイ(薬)」と呼ばれており、便秘が治ると信じられています。
沖縄のヤギ料理
沖縄でヤギ肉はヒージャー汁といった汁物が一般的で、他は刺身や睾丸などを食べたりします。
ヒージャー汁はお店によって異なりますが臭みがあるようで、ラム肉よりも獣臭がする場合もあるようです。
ヤギ肉は、下処理の仕方によって臭みも軽減されるようです。
初めてヤギ肉を食べる方はしっかり下調べを行って、お店に行くようにしましょう。
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まとめ
ヤギ肉は高たんぱく、低カロリーでしかも栄養もふんだんにあり、健康にはとても良いようです。
しかし、ラム肉のような臭みがあるため、初めての方は臭みけしによもぎなどを添えて食べるとおいしく頂けるかもしれません。
日本でもヤギ肉を食べれるところはわずかしかないため、沖縄に旅行に行かれた際は、ヤギ肉を食べてみてはいかがでしょうか?