ヤギ肉は、放畜を行っている地域では一般的な食肉で、羊肉と区別されにくくラム・マトンとして利用することも多いです。
沖縄では「ヒージャー」と呼ばれていて好んで食べられています。
ベトナム、中国、台湾などでもよく食べられています。
ヤギの肉の名前の由来
マトンというと日本で言うと、羊肉だけどインドで言うとヤギ肉もマトンとなります。
むしろマトンと言えば「ヤギ肉」が普通です。
レストランでマトンと言えば、羊肉が出ますが、家庭料理でマトンは「ヤギ肉」の事が一般的です。
日本では、ヒージャー(沖縄本島等)ピンザ(宮古島)ピンダ(多良間島)と呼ばれ、沖縄の郷土料理として用いられています。
沖縄語辞典では、「ヒージャー」とは「ひげのある動物」という意味だそうです。
ヤギの肉の味はどれくらい美味しいのか?
刺身で食べると鶏肉のような味がします。
冷凍ものを食べると美味しくないけど、解凍したいい肉を食べるとより美味しくなります。
ヤギ汁などで食べると羊の肉の臭いが強くなった感じがしますが、それもけっこう美味しいです。
沖縄では、血の巡りがよくなることや「下げ薬」と言われることから、出産予定日が間近だったり過期産だという妊婦にも食べさせたという説もあります。
女性ホルモンに近い成分があり、男性には滋養強壮に良いとされています。
ヤギの肉はなぜこれほどまでに臭いのか?
此方では、「ヤギ汁」は賛否両論分かれている汁物で、嫌いな人は見ることさえもしません。
アンチヤギ汁派が嫌う香りですが、所謂「獣臭」です。
ヤギ汁が置いてあると十数メートル離れていても臭い匂いが漂ってくると言われています。
例えば、
- 雨に濡れた犬の毛の臭い
- 掃除していない動物園の檻の臭い
などの最悪な評価、強い動物臭が嫌われる第一の原因と示されています。
更に、ヤギ汁の中には「血を入れる」タイプも多いため、上記臭いに更に強烈な血の香りまで付いてきて、アンチヤギ汁派を辞易させていることもしばしばあります。
同様に、ヤギ肉の血入り炒め物(ヒージャーヌーイリチー)も避けられる事が多いです。
しかし、ヤギ自体は本来は、非常に美味しい肉です。
「臭いのもとである脂身を出来るだけ掃除する」「しっかりと煮湓してアクを取」この作業を行って、「血を入れない等の臭い対策」これを実施すれば、だいたいの偏見の無い初心者の方は美味しいと言って頂いています。
この様なヤギ汁のお店は地元の方にも好評で、私も地元の人が希望した場合は、大概このような店に連れて行き、好評を得ています。
もし、沖縄に来た時は機会があれば、観光者向けのお店をおすすめします。
次第に物足りなくなり、「地元民愛用のクセ系ヤギ汁」が食べたくなるという人が多くいます。
山羊汁❗️
今夜はスタミナ補給の為、
那覇市栄町の「まるまん山羊料理」で、
✨山羊汁✨を食べて来ました😄
美味しい〜😋🎵
ヌチグスイ(命の薬)です(笑) pic.twitter.com/vNcwqoJmV4— やんばるおじさん (@jgN7tEQ3Y6CuUL0) May 30, 2018
まとめ
ヤギ汁やヤギが苦手だなと思う人も多少臭いも気になりますが、勇気を出して食べてみましょう。
案外美味しいかもしれませんよ。